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[621]カンヌ国際映画祭とNetflixの争い

[621]カンヌ国際映画祭とNetflixの争い

12日に今年のカンヌ国際映画祭のラインナップが発表された。 昨年話題になった通り、カンヌ国際映画祭は劇場での公開がなされない映画をコンペティションの対象としないこと*1を発表していたが、それに対してNetflixが今年の

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[620]『アナイアレイション』は何故ストリーミング配信されたか

[620]『アナイアレイション』は何故ストリーミング配信されたか

 『アナイアレイション -全滅領域-』は、アレックス・ガーランドによる二作目の監督作品である。アメリカでは劇場公開されたが、日本を含むそれ以外の地域ではNetflixを通じて世界同時配信された。海外映画批評家からの評価は

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[619] 『Love, Simon』はミレニアル世代の“ジョン・ヒューズ映画”となるか?

[619] 『Love, Simon』はミレニアル世代の“ジョン・ヒューズ映画”となるか?

3月16日に全米公開された青春コメディ映画『Love, Simon』がヒットを記録しています。公開初週の全米興行成績では『ブラックパンサー』『トゥームレイダー ファースト・ミッション』といった大作には及ばなかったものの初

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[618] 2001年宇宙の旅、オリジナル70mmでの上映が決定。また、本作が映画界に与えた影響とは。

[618] 2001年宇宙の旅、オリジナル70mmでの上映が決定。また、本作が映画界に与えた影響とは。

スタンリー・キューブリック監督の名作『2001年宇宙の旅』が、公開50周年となる今年のカンヌ国際映画祭で上映されることが発表された。 5月12日のクラシック部門にて、本作の大ファンであるクリストファー・ノーラン監督がプレ

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[617] 今年のカンヌについて

[617] 今年のカンヌについて

来月20日より新作『レディ・プレイヤー1』が日本でも公開されるスピルバーグ監督は、ITV NewsのインタビューにおいてNetflix作品に対して苦言を呈していた。彼によると「一度でもテレビというフォーマットに足を踏み入

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ホン・サンス×キム・ミニ『夜の浜辺でひとり』レビュー

ホン・サンス×キム・ミニ『夜の浜辺でひとり』レビュー

映画はキム・ミニ演じる女優のヨンヒの後ろ姿から始まる。どうやら外国であるらしいことはわかるのだが、カメラは禁欲的に、あるいは偏執的に人物たちの会話だけを映し、そのスタイルは第2部で舞台が韓国に移ろうが全く変化しない。幾度

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[616]作曲家のトム・ホルケンボルグとヒロインたち:フュリオサ、ワンダーウーマン、ララ・クロフト

[616]作曲家のトム・ホルケンボルグとヒロインたち:フュリオサ、ワンダーウーマン、ララ・クロフト

2016年のコミコンで、作曲家のトム・ホルケンボルグは悩んでいた。熱狂的なファンのけちをつけるような質問、自己主張の強いシネフィルの自惚れた考えによるものではなかった。つまり、特定の分野からの質問や考えが原因ではなかった

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[615]イラク映画が、25年ぶりに本国で劇場公開

[615]イラク映画が、25年ぶりに本国で劇場公開

  イラク製作の映画が、25年ぶりに劇場公開される。 イラクの映画製作者たちは、地域の観客たちが国内で作られた映画を観るよう促していくつもり。   長年にわたる紛争の後、四半世紀ぶりに劇場で上映される

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[614]アブデラティフ・ケシシュによる「人間喜劇」第一部『Mektoub, My Love:Canto Uno』

[614]アブデラティフ・ケシシュによる「人間喜劇」第一部『Mektoub, My Love:Canto Uno』

 今月21日、フランスでアブデラティフ・ケシシュの新作『Mektoub, My Love:Canto Uno』(2017)が公開された。今作は監督にとって、『アデル、ブルーは熱い色』(La Vie d’Adèle:Cha

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[613]ソダーバーグ監督新作『Unsane』―映画の中の「精神を病む人々」はどう変わってきたか

[613]ソダーバーグ監督新作『Unsane』―映画の中の「精神を病む人々」はどう変わってきたか

■はじまりは「クリスマスの贈り物」 昨年公開された『ローガン・ラッキー』で映画制作に復帰を果たしたソダーバーグ監督の最新作『Unsane』が3月23日に全米で封切りを迎えました。英国人女優クレア・フォイ演じる銀行員ソイヤ

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