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ホン・サンス×キム・ミニ『夜の浜辺でひとり』レビュー

ホン・サンス×キム・ミニ『夜の浜辺でひとり』レビュー

映画はキム・ミニ演じる女優のヨンヒの後ろ姿から始まる。どうやら外国であるらしいことはわかるのだが、カメラは禁欲的に、あるいは偏執的に人物たちの会話だけを映し、そのスタイルは第2部で舞台が韓国に移ろうが全く変化しない。幾度

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[616]作曲家のトム・ホルケンボルグとヒロインたち:フュリオサ、ワンダーウーマン、ララ・クロフト

[616]作曲家のトム・ホルケンボルグとヒロインたち:フュリオサ、ワンダーウーマン、ララ・クロフト

2016年のコミコンで、作曲家のトム・ホルケンボルグは悩んでいた。熱狂的なファンのけちをつけるような質問、自己主張の強いシネフィルの自惚れた考えによるものではなかった。つまり、特定の分野からの質問や考えが原因ではなかった

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[615]イラク映画が、25年ぶりに本国で劇場公開

[615]イラク映画が、25年ぶりに本国で劇場公開

  イラク製作の映画が、25年ぶりに劇場公開される。 イラクの映画製作者たちは、地域の観客たちが国内で作られた映画を観るよう促していくつもり。   長年にわたる紛争の後、四半世紀ぶりに劇場で上映される

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[614]アブデラティフ・ケシシュによる「人間喜劇」第一部『Mektoub, My Love:Canto Uno』

[614]アブデラティフ・ケシシュによる「人間喜劇」第一部『Mektoub, My Love:Canto Uno』

 今月21日、フランスでアブデラティフ・ケシシュの新作『Mektoub, My Love:Canto Uno』(2017)が公開された。今作は監督にとって、『アデル、ブルーは熱い色』(La Vie d’Adèle:Cha

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[613]ソダーバーグ監督新作『Unsane』―映画の中の「精神を病む人々」はどう変わってきたか

[613]ソダーバーグ監督新作『Unsane』―映画の中の「精神を病む人々」はどう変わってきたか

■はじまりは「クリスマスの贈り物」 昨年公開された『ローガン・ラッキー』で映画制作に復帰を果たしたソダーバーグ監督の最新作『Unsane』が3月23日に全米で封切りを迎えました。英国人女優クレア・フォイ演じる銀行員ソイヤ

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[612] 女性監督たちが輝いた今年度のSXSW映画祭注目作品

[612] 女性監督たちが輝いた今年度のSXSW映画祭注目作品

3月9日からアメリカのテキサス州オースティンで開催されていたSXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)映画祭が幕を閉じた。今年で25周年を迎える今映画祭は映画だけでなく音楽、インタラクティブメディア、コメディ、ゲーム部門か

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[611] SWSX グランプリ受賞作品「Thunder rode」

[611] SWSX グランプリ受賞作品「Thunder rode」

毎年3月にアメリカ合衆国テキサス州オースティンで行われる、映画祭、音楽祭、インタラクティブフェスティバルなどを組み合わせた大規模イベント、サウス・バイ・サウスウエスト ( South by Southwest、略記:SX

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[610]ヌーヴェル・ヴァーグ世代の批評家、アンドレ・S・ラバルト(André-Sylvain Labarthe)死去

[610]ヌーヴェル・ヴァーグ世代の批評家、アンドレ・S・ラバルト(André-Sylvain Labarthe)死去

シネアストであり映画プロデューサーであったアンドレ・S・ラバルトが、2018年3月5日、86歳でその生涯を終えた。ラバルトは、『カイエ・デュ・シネマ』での映画批評や、テレビでのドキュメンタリーシリーズ『われらの時代のシネ

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[609]ミランダ・ジュライ、7年ぶりの監督復帰

[609]ミランダ・ジュライ、7年ぶりの監督復帰

映画監督、アーティスト、作家、と多岐にわたって活躍しているミランダ・ジュライが、新しく映画作品を製作することが、先日3月15日に発表された。2011年『ザ・フューチャー(The Future)』以来、7年が経つこの5月に

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[608]作品の題材として語られるワインスタイン

[608]作品の題材として語られるワインスタイン

数々のセクハラ疑惑などにより糾弾されたハリウッドの映画プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインが、自身についてのドキュメンタリー映画を製作する可能性についてニューヨーク・タイムズ誌の記事が報じた。 “Where`s H

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