新型コロナウイルスのパンデミックにより、5月に入っても多くの都市でロックダウンが続き、映画業界も映画館の封鎖や新作映画の公開延期、製作中断など停滞状況にあります。その状況を踏まえ、映画やエンタメ関連の媒体のなかには、映画
続きを読む →娯楽映画『鵞鳥湖の夜』 中国製スリラー『鵞鳥湖の夜』のラストをハラハラしつつ鑑賞していると、何かがいつもと違うことに気が付いた。事の顛末を畳み掛けるように映し出していく、この映画の後半部のテンポの良さは、監督ディアオ・イ
続きを読む →チリ出身の伝説的カルトムービー作家であり、80代になってからエネルギッシュに次々と新作を生み出しているアレハンドロ・ホドロフスキー監督の最新作『サイコマジック』。 いよいよ今月末に日本で公開される予定であったが、新型コロ
続きを読む →今年のサンダンス映画祭で観客賞を受賞したドキュメンタリー映画『ハンディキャップ・キャンプ:障がい者運動の夜明け』が3月25日からNetflixで配信されています[*1]。本作は前アメリカ合衆国大統領夫妻のバラク&ミシェル
続きを読む →はじめに。 昨日4/7夜に政府から緊急事態宣言が出され、東京をはじめ7都府県で様々な企業、店舗が一時休業を余儀なくされている。色々な方が発言されている様に映画館において、特にミニシアターが経営上致命的なダ
続きを読む →『Luciérnagas』(ホタル)は、イラン出身の映画監督であるバニ・コシュヌーディの二本目の長編フィクション映画である。自身がイランからの移民であるコシュヌーディ監督は、そのキャリアの初期から移民や亡命などをテーマ
続きを読む → 前回はロシア映画史上最大規模との呼び声が高い映画プロジェクト『DAU』のセット内の様子、制作背景、資金繰りについて紹介した。この回では、挑発的な監督の人格とプロジェクトの性質、そしてこれに起因する
続きを読む → [この連載は3部に分かれており、プロジェクトDAUの制作全貌についてはこの『DAU』(1)で、プロジェクトが世界中から浴びた批判やスキャンダルの詳細については『DAU』(2)で、そして『DAU』(3)では、プロ
続きを読む →モハマド・ラスロフ、金熊賞受賞の後に有罪判決 イランの映画監督モハマド・ラスロフの『There Is No Evil』(英題)は、独裁政権下での個人の自由をテーマにした4つの物語からなる長編作品だ。今作は2月28日にベル
続きを読む →作曲家のトーマス・ニューマンは、これまでサム・メンデス監督と約20年間にわたってコラボレーションを続けてきた[#1]。『1917 命をかけた伝令』(2019年)は、その7作品目の映画となる[#2]。ふたりは、2018年1
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