「シスターフッド」とは、男性優位の社会において女性同士の新しい連帯をめざすさいに用いられてきた言葉である。全編がモノクロで構成されているこの作品は、タイトルからも理解されるように、フェミニズムをテーマとしている。岡崎京
続きを読む →近年、LGBTをテーマにした映画を見かける機会があるし、その話題が口にされることは多い。 しかし、大抵そこで語られるのは、美しい若者たちだ。 『老ナルキソス』の主人公はSM好きの年老いたゲイだ。普段あんまりスポットライト
続きを読む →“息苦しさ” …映画の中で女性が口々に語るその息苦しさの正体とは一体なんであろうか。 男尊女卑 性的搾取 男らしさ 女らしさ #metoo運動をはじめとして世界的に女性への注目が高まり
続きを読む →ネメシュ・ラースロー監督最新作『サンセット』トークつき試写会IndieTokyo読者プレゼントのお知らせ 『サウルの息子』が、第88回アカデミー外国語映画賞を受賞するなど話題となった、ネメシュ・ラースロー監督の最新作『サ
続きを読む →過日、草野なつか、竹内里紗、安川有果、三監督による座談会が行われました。草野監督作『王国(あるいはその家について)』につづき、山戸結希 企画・プロデュース 映画『21世紀の女の子』より、竹内監督作『Mirror』と安川
続きを読む →基本のストーリーは至ってシンプルだ。ある家族をめぐり、一つの事件が起きる。鍵となるのは、その家族と親しく付き合っていた、妻の親友である。ではなぜ、その事件は起きたのか、映画を観ていく中で、私たち観客はその経緯を知ること
続きを読む →主人公アキは友人の娘を殺害したとして取り調べを受けている。供述書が取調官によって淡々と読み上げられていく中、どこか他人事のような素振りで受け答えをするアキ。揺らぐ視線、微かな表情の変化。15分以上あるこの冒頭シーンの後に
続きを読む →一人の人間が、接する相手や状況によって態度を変えることを心理学の言葉でペルソナという…と、どこかで聞きかじった話をふと思い出したのは、きっとこの映画の出演者たちが、役者のそのひとであるのか、あるいは劇中の登場人物であるの
続きを読む →息を呑んだ。人の身体から発せられる感情。 言葉ではない言葉が、この映画には緊張感とともに漂っている。 「オペラジャワ」(原題:Opera Jawa)は、かつてはダンサーで、今は陶器商を細々と営
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