サンダンス映画祭で審査員大賞を獲得した『今日、キミに会えたら』や『あなたとのキスまでの距離』の監督、ドレイク・ドレマスの最新作『Equals』が現在アメリカで公開中だ。『Equals』は『X−MEN』シリーズのニコラス・ホルトと『トワイライト』シリーズでブレイク、『アクトレス〜女たちの舞台〜』が記憶に新しいクリスティン・スチュアートを主演に迎えたSF映画。王道ラブロマンスを描いてきたドレマスは、あらゆる感情が根絶した人間たちが暮らす社会を舞台におき、SF映画においても愛の探求を忘れない。病気をきっかけにかつて持っていたはずの感情が呼び起こされ、男女が惹かれ合っていく姿を描く、愛の物語である。

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ドレマスは『Equals』についてThe Hollywood Reportのインタビューに応じている。

『Equals』は何からインスピレーションを受けていますか?
ソーシャルメディアやオンラインの出会い系サービスによって生身の接触がなくなっていくなかで、人類として機能し進化するために愛は必要であるか? という基本的な概念があったのです。

キャスティングはどのように行いましたか?
ニコラスと共通の友人を通して知り合い、即座に彼に何か役を与えたいと考えました。
彼のために台詞を書きました。Silasというキャラクターを作りはじめたとき、脚本家にニコラスこそこの男だと伝えました。

クリスティンはどう起用したのですか?
他にも何人かの女優と会いましたが、クリスティンに会った瞬間、彼女がNiaを演じるのにぴったりの人物であるとわかりました。彼女は強く、しかし一方で傷つきやすさも抱えていました。撮影前に一週間ほど、日本でリハーサルを行い、役作りをしました。その結果、ニコラスとクリスティンの間に結束が生まれました。

現在公開中の『Equals』とヨルゴス・ランティモス監督の『ロブスター』はどちらも感情が欠如した未来社会における人間関係を中心にしていますが、今このような映画を見ることにどんな意味がありますか?
これは人々が関心を抱くトピックであると考えています。そしてこれが私に向いているとも。人間に焦点を当て、どうデートし、お互いを知り、恋におちるのかをとらえた作品を作り続ける自分が想像できます。

主演のクリスティン・スチュワートが気になる方は、こちらのワールドニュースも見てみて下さい。
http://indietokyo.com/?p=4770

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また、ドレイク・ドレマスはすでに次回作の準備を進めており、アメリカのテレビドラマ『サン・オブ・アナーキー』で主人公を演じるチャーリー・ハナムと『アデル、ブルーは熱い色』や『007 スペクター』で話題のレア・セドゥを主演に抜擢するという。

http://www.indiewire.com/2016/07/equals-kristen-stewart-behind-the-scenes-nicholas-hoult-drake-doremus-featurette-1201703126/
http://www.hollywoodreporter.com/news/drake-doremus-equals-director-working-911150
http://www.hollywoodreporter.com/news/charlie-hunnam-lea-seydoux-star-916456
http://www.indiewire.com/2016/08/drake-doremus-charlie-hunnam-lea-seydoux-unique-love-story-1201718939/

原山果歩 World News部門担当。横浜国立大学教育人間科学部人間文化課程所属。マイブームはガーリー映画。


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