イベントブログ

家族というモラル『母という名の女』レビュー

家族というモラル『母という名の女』レビュー

  メキシコのプエルト・バジャルタの海辺に面した美しい家に、クララとヴァレリアの姉妹が暮らしている。姉のクララは印刷工場で働き、学生である17歳のヴァレリアは同い年の青年マテオとの子どもを妊娠している。ある日、クララから

続きを読む

母性でなぐりあう女たちの狂気――『母という名の女』レビュー

母性でなぐりあう女たちの狂気――『母という名の女』レビュー

カンヌの申し子、ミシェル・フランコ監督が、またもやすばらしいキャラクターを創りだした。過去作『父の秘密』では、娘への陰湿ないじめを知り衝撃的な行動にはしる父親を、『或る終焉』では、心に矛盾をかかえる献身的な看護師を描いた

続きを読む

ジャン=ピエール・レオ、映画の生贄 『ルイ14世の死』レビュー

ジャン=ピエール・レオ、映画の生贄 『ルイ14世の死』レビュー

『ルイ14世の死』 監督:アルベール・セラ 脚本:アルベール・セラ、ティエリー・ルナス 撮影:ジョナタン・リケブール 編集:アルベルト・セラ、アリアドナ・リバ、アルトゥール・トール、 音響:ジョルディ・リバ、アンヌ・デュ

続きを読む

太陽も死も直視することしかできない。 『ルイ14世の死』レビュー

太陽も死も直視することしかできない。 『ルイ14世の死』レビュー

 “太陽王”と呼ばれ70年以上もの間フランス国王として君臨、絶対王政を確立し、かのヴェルサイユ宮殿を建造したルイ14世。1715年8月、狩猟から戻った彼が左脚に痛みを覚えてから死を迎えるまでの数週間を描いた本作は、室外で

続きを読む

『私はあなたのニグロではない』リレーレビュー第三弾

『私はあなたのニグロではない』リレーレビュー第三弾

  You damn right, I’ve got the blues, From my head down to my shoes”(憂鬱だよ、頭からつま先までね)。シカゴ・ブルースの第一人者、バディ・ガ

続きを読む

二ノ宮隆太郎『枝葉のこと』(二〇一七)レビュー

二ノ宮隆太郎『枝葉のこと』(二〇一七)レビュー

 二ノ宮隆太郎監督自身が主演を務めている『枝葉のこと』(二〇一七)は、監督の実体験をもとにした「私小説的」映画作品であるという[1]。登場人物たちの役名や物語の舞台となっている横浜市二俣川の街、撮影で使用されている実家や

続きを読む

『私はあなたのニグロではない』リレーレビュー第二弾

『私はあなたのニグロではない』リレーレビュー第二弾

 『私はあなたのニグロではない』(二〇一七)は、監督を務めたラウル・ペックが愛読するジェイムズ・ボールドウィンの未完の遺稿“Remember This House”をもとにして制作されたドキュメンタリーである。この幻の著

続きを読む

『私はあなたの二グロではない』リレーレビュー第一弾

『私はあなたの二グロではない』リレーレビュー第一弾

時が過ぎ、私たちはまさに彼の見ていた「未来」という今に立っている。 2017年アカデミー賞ドキュメンタリー部門ノミネート作品である『私はあなたの二グロではない』はアメリカの黒人作家の代表であるジェームズ・ボールドウィンが

続きを読む

桜子が見る! vol.4 ストローブ=ユイレを見る!

桜子が見る! vol.4 ストローブ=ユイレを見る!
 桜子が見る!  vol.4 ストローブ=ユイレを見る! 桜子さんによる映画鑑賞日記マンガ・第四回です! 今回は、アテネフランセ文化センターで上映されたストローブ=ユイレ特集に参戦!難解で名高い彼らの映画に桜子さんはどの続きを読む

【リヨンひとりある記】その四、《マッシュアップ映画祭》体験記。

【リヨンひとりある記】その四、《マッシュアップ映画祭》体験記。

  こんちには。リヨンの田中めぐみです。   今日この頃フランスで生活をしていて日々感じるのは、ヨーロッパ人の「アジア文化に対する敬意と憧れ」です。日本にいるときには気付かなかった(というか忘れかけて

続きを読む
1 / 1812345...10...最後 »