イベントブログ

三宅唱『きみの鳥はうたえる』(2018)レビュー第2弾・永山桃

三宅唱『きみの鳥はうたえる』(2018)レビュー第2弾・永山桃

「僕」、佐知子、静雄。 佐知子(石橋静河)の起こした些細な出来事をきっかけにし、「僕」(柄本佑)と静雄(染谷将太)と佐知子の3人で過ごす夏が始まった。3 人は同じような雰囲気を纏っていて、仲良くなるのは至極自然のように思

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三宅唱『きみの鳥はうたえる』(2018)レビュー

三宅唱『きみの鳥はうたえる』(2018)レビュー

「僕にはこの夏がいつまでも続くような気がした。九月になっても十月になっても、次の季節はやってこないように思える。」  映画予告に使用されているこのナレーションは、佐藤泰志の原作小説からそのまま引用されたフレーズである。函

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「触れたつもりで」上映レポート

「触れたつもりで」上映レポート

8月4日から8月31日まで、池袋シネマロサにて「新人監督特集」が始まった。 これは1週間ごとに1名の映画監督を特集し、作品をレイトショーで上映するというもの。 1週目、4日から10日は今年、東京藝術大学映像研究科映画専攻

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ブノワ・ジャコー監督『EVA』レビュー :永山桃

ブノワ・ジャコー監督『EVA』レビュー :永山桃

    この映画は英国の人気作家ジェイムズ・ハドリー・チェイス(1906-1985没)のサスペンス小説「悪女イヴ」の映画化である。監督は『シングル・ガール』 Le Fille seule (1995)、『マリー・アントワ

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【リヨンひとりある記】その六、リュミエール映画祭«メイン・プログラム»紹介記。

【リヨンひとりある記】その六、リュミエール映画祭«メイン・プログラム»紹介記。

  こんにちは。フランス・リヨンの田中めぐみです。   今、まさに世界中がワールドカップの話題で持ち切りですね。 連日互角の勝負ばかりで、見ていて心臓が張り裂けそうです。今朝のは(日本―ベルギー戦)特

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【リヨンひとりある記】その五、《リュミエール映画祭》紹介記。

【リヨンひとりある記】その五、《リュミエール映画祭》紹介記。

  こんにちは。フランス・リヨンの田中めぐみです。   先日、毎年10月に行われるリヨン・リュミエール映画祭のメインプログラムが発表されました。具体的な日時やゲストなどの詳細は映画祭直前の9月なので、

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家族というモラル『母という名の女』レビュー

家族というモラル『母という名の女』レビュー

  メキシコのプエルト・バジャルタの海辺に面した美しい家に、クララとヴァレリアの姉妹が暮らしている。姉のクララは印刷工場で働き、学生である17歳のヴァレリアは同い年の青年マテオとの子どもを妊娠している。ある日、クララから

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母性でなぐりあう女たちの狂気――『母という名の女』レビュー

母性でなぐりあう女たちの狂気――『母という名の女』レビュー

カンヌの申し子、ミシェル・フランコ監督が、またもやすばらしいキャラクターを創りだした。過去作『父の秘密』では、娘への陰湿ないじめを知り衝撃的な行動にはしる父親を、『或る終焉』では、心に矛盾をかかえる献身的な看護師を描いた

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ジャン=ピエール・レオ、映画の生贄 『ルイ14世の死』レビュー

ジャン=ピエール・レオ、映画の生贄 『ルイ14世の死』レビュー

『ルイ14世の死』 監督:アルベール・セラ 脚本:アルベール・セラ、ティエリー・ルナス 撮影:ジョナタン・リケブール 編集:アルベルト・セラ、アリアドナ・リバ、アルトゥール・トール、 音響:ジョルディ・リバ、アンヌ・デュ

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太陽も死も直視することしかできない。 『ルイ14世の死』レビュー

太陽も死も直視することしかできない。 『ルイ14世の死』レビュー

 “太陽王”と呼ばれ70年以上もの間フランス国王として君臨、絶対王政を確立し、かのヴェルサイユ宮殿を建造したルイ14世。1715年8月、狩猟から戻った彼が左脚に痛みを覚えてから死を迎えるまでの数週間を描いた本作は、室外で

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