イベントブログ

「第8回マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル」レビュー第17弾!『ウィリー ナンバー1』

「第8回マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル」レビュー第17弾!『ウィリー ナンバー1』

主人公のウィリーは言う。「ルーティンを嫌う人は多い。でも僕はずっと続いてほしかった。」 過去形なのは、ウィリーの日常が、双子の弟ミシェルの自殺によって、変化を余儀なくされてしまったからだ。 冒頭で、ミシェルを悼む為に作ら

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第70回カンヌ国際映画祭グランプリ受賞『BPM ビート・パー・ミニット』特別上映イベント開催決定!

第70回カンヌ国際映画祭グランプリ受賞『BPM ビート・パー・ミニット』特別上映イベント開催決定!

第70回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した『BPM ビート・パー・ミニット』が3月24日より公開されます。1990年代はじめのパリを舞台に、エイズ発症者やHIV感染者への差別や不当な扱いに対して抗議活動を行う実在の団

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「第8回マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル」レビュー第16弾『アヴァ』

「第8回マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル」レビュー第16弾『アヴァ』

  レア・ミシウス『アヴァ』(Ava, 2017)——美しき「移行」の物語    この映画の主人公は、13歳の少女でなくてはならなかった。つまり、彼女が思春期——心身ともに変化を遂げる時期——にあると

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「第8回マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル」レビュー第15弾!『森の奥深くで』

「第8回マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル」レビュー第15弾!『森の奥深くで』

『森の奥深くで』  「狂った親とその子供」といえば、『悪魔の棲む家』や『フレイルティー 妄執』などの映画が思い浮かぶ。前者は殺人鬼の怨念に取り憑かれた父親が家族に襲いかかり、後者は正義の神の啓示を受けた父親が“悪魔”とみ

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4月に公開が近づく「心と体と」(英題;On body and soul) レビュー

4月に公開が近づく「心と体と」(英題;On body and soul) レビュー

ハンガリーのブタペスト郊外の食肉処理場に代理職員として入ってきたマーリアは生真面目で他人と関わることがとても苦手な女性である。同じ食肉処理場で働く片手が不自由なアンドレはなかなか職場に馴染めない彼女を気遣うが、お互いの不

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「第8回マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル」レビュー第14弾『ウィリーナンバー1』

「第8回マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル」レビュー第14弾『ウィリーナンバー1』

『ウィリーナンバー1』の感想   主人公のウィリーは、50歳のおっさんだ。 しかも、ニートである。 そして重要なことに、 ウィリーは「はげ」かつ「でぶ」である。   父親と母親と、双子の弟ミシェル。

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「第8回マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル」レビュー第13弾!『スワッガー』

「第8回マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル」レビュー第13弾!『スワッガー』

『スワッガー』Swagger (84分、フランス、2016年)   監督:オリヴィエ・パピネ フランス郊外に建ち並ぶ集合住宅がドローン撮影によってその全体像を映し出され、そのままドローンカメラが接近しひとつひとつの部屋に

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不器用な二人の沁みわたる愛おしさ―『心と体と』レビュー&監督来日イベントレポート

不器用な二人の沁みわたる愛おしさ―『心と体と』レビュー&監督来日イベントレポート

 『心と体と』は、ハンガリーのイルディコー・エニェディ監督による、1999年『Simon, the Magician』以来18年ぶりの長編映画です。彼女は1989年のデビュー作『私の20世紀』でカンヌ国際映画祭カメラドー

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劇場公開中!ワン・ビン監督『苦い銭』レビュー【第二弾】

劇場公開中!ワン・ビン監督『苦い銭』レビュー【第二弾】

ー 豊かさとはなんだろうか。 この映画を見て最初に浮かんだのは、そんな言葉だった。『苦い銭』は、ドキュメンタリー映画の名匠ワン・ビン監督が、衣料品工場で働く中国の出稼ぎ労働者を描いた作品である。この映画に登場する労働者は

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「第8回マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル」レビュー第12弾!『Victoria』

『ヴィクトリア』Victoria(97 分、フランス) 監督:ジュスティーヌ・トリエ 主演:ヴィルジニー・エフラ メルヴィル・プポー ヴァンサン・ラコステ       フランスのエリートたちっていまだに恋愛とセックスしか

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