『ザ・ビーチ』(2000)や『28日後…』(2002)など、ダニー・ボイル監督作品の原作者として名高いアレックス・ガーランド。独創性の高い作品で読者と観客の心を惹き付けてきた彼がメガホンを取った初監督作品が、来年から全米で公開されることが報じられています。
今回はそのデビュー作である『エクス・マキナ(原題:Ex Machina)』の予告編とともに、鍵となる人物を演じるオスカー・アイザックのコメントをご紹介したいと思います。
(以下引用)
 ドーナル・グリーソンは、彼がリラックスできるよい休暇を勝ち取ったと確信している。オスカー・アイザックにはまた違う考えがあるようだ。
 『28日後…』や『サンシャイン2057』の原作者であるアレックス・ガーランドが、人工知能SFスリラーの『Ex Machina』で監督デビューを果たす。その初の予告編が、配給元のA24フィルムによって解禁された。(#1)
 『Ex Machina』の主演は『スター・ウォーズ7』新キャストとしても知られるドーナル・グリーソンだ。彼は巨大IT企業に勤めるプログラマーであり、会社の(オスカー・アイザック演じる)CEOが所有する山奥の私有地で一週間を過ごせる権利つきのコンペティションで優勝する。続く展開は以下の通りだ。
 「到着と同時に、カレブ(グリーソン)は、ネイサン(アイザック)から自分自身がネイサンの最新の人工知能実験におけるチューリングテストの、人間の構成要素の部分として選ばれたことを教えられる。カレブに任せられたのは、人工知能が種々の能力、そして究極的には「意識」を持つかどうかを評価すること―。そして、この実験の末誕生するのが(アリシア・ヴィキャンデル演じる)AVA、美しく目を見張るようなA.I.であった。彼女は、自身が二人の男の想像を超えて感情的知性を持つ洗練され―かつ人を欺きもする―存在であることを示していく。」
 また別の記事では、人工知能の開発者を演じたオスカー・アイザックがこの作品を以下のように語っています。
 「これはそう遠くない―実際にありえそうな、けれど不確定の―未来が舞台で、すべては家、少なくとも何らかの施設の中で起こる。私は億万長者のプログラマー役で、彼は世界一有名な検索エンジンのアルゴリズムを開発している。もう長い間、彼の姿を見たものや声を聞いたものはいない。そんな中、彼の従業員の内の一人が、アラスカにいる彼のもとへ行き、最新の発明を試す権利を勝ち取る。そこに待ち受けているのが、意識を持つかもしれない女性型ロボットとの出会いというわけだ。」アイザックはこう話す。「だからこれは、人間の経験にとってはとても寓話のような話で、君は自分自身の世界の見方や他人がそうする仕方について知ることは不可能だ。私たちはそれをお互いに表現しようと懸命に努力するけども、真に知ることは出来ない。だからこそ、とてもすばらしいんだよ。」(#2)
 『Ex Machina』は、2015年4月10日に全米の劇場で公開される予定です。(#3)日本での公開は未定ですが、”trippy”(=トリップするような、幻覚を見るような)と謳われている予告編を見て、この作品の世界観に思いを馳せてみましょう。
早稲田大学文化構想学部4年
西山 晴菜
#1
http://www.indiewire.com/…/watch-ex-machina-trailer-tricks-…
#2 http://blogs.indiewire.com/…/first-look-sci-fi-ex-machina-f…
#3
http://japa.la/?p=44372


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