去年の春、パリの12区にあるシネマテーク・フランセーズは、2020年4月にルイ・ド・フュネス大回顧展の開催を発表した。36年前に亡くなった喜劇俳優は、未だに多くの賞賛を受けている。

一部のジャーナリストは、ルイ・ド・フュネスはフランスの文化や映画に何ももたらさなかったと主張しているが、一方では『大進撃』や『ニューヨーク←→パリ大冒険』、あるいは『大追跡』などの映画に言及し、第七芸術である映画の遺産の一部だと証明する人もいる。今でもルイ・ド・フュネスの映画が放映されると、全ての世代を感動させ、笑いをもたらし、視聴率も打ち破り続けている。

2017年にセリエのルイ美術館が閉鎖されて以来、フネス家の古城であったため、ルイ・ド・フュネスに捧げられた場所はなかった。この不条理な状況への直面、また多くのファンの要求に応えるため、孫に当たるジュリア・ド・フュネスが記念館の設立に向けて動いた。

市長フレデリック・マスケリエとの会合の後、決定はすぐにサンラファエルにルイ・ド・フネス美術館を再現することに決まるだろう。ジュリア・ド・フュネスに「私の祖父のように知的に考え抜かれ、面白くてエレガントになる」と語られるシネフィルの新たな小さな楽園に魂を与えるために、プロジェクトはすぐにロベール・ドアのーの孫娘であるクレモンティーヌ・ドルディルに委ねられるだろう。

非常に手の込んだ装飾の建物の中に、私生活が見て取れる写真や映画、また趣味の一部、病を患った後の最後の仕事など様々なものが展示されるだろう。すでに多くのファンが開館を楽しみにしている。

参考:
https://www.arts-in-the-city.com/2019/06/11/actu-un-musee-louis-de-funes-a-saint-raphael/
http://www.lefigaro.fr/cinema/julia-de-funes-le-musee-dedie-a-mon-grand-pere-sera-divertissant-et-elegant-comme-lui-20190609
https://www.art-critique.com/2019/06/louis-de-funes-reconnu-artistiquement/

兒玉奈々
World News担当。映画に出てくる女優さん、ダンスシーン、音楽が大好きです。


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