クリストファー・ノーラン『インターステラ―』における、未来の映画上映への挑戦
『メメント』(2000)、『インセプション』(2010)など数々の話題作を世に送り届けてきたクリストファー・ノーラン。そんな彼の最新作『インターステラー』の全貌が徐々に明らかになり、多くのファンは今か今かと公開を待ちわびていることでしょう。本日は、ノーランの最新作公開に伴う映画制作・上映に対する思いと、今後の映画の在り方を問う記事をお届けしたいと思います。
以下引用
(元記事:
http://www.indiewire.com/…/christopher-nolan-fights-the-fut…)
クリストファー・ノーランの映画に対する率直な声援は、彼の最新作『インターステラ―』(#1)の(少なくとも公開前の)フィルム上映において表れている。今日(10月1日)、パラマウントとワーナーブラザーズは、本作が公開(11月5日)に先んじて2日早く、北アメリカ中の225ヶ所において、70mm(IMAX)と35mmで上映されることを公表した。その2日後には、4KかつIMAXでのデジタル上映開始が予定されている。
今年度の初め、Scientific & Technical Academy Awards(#2)の場でノーランはこう述べた。「フィルムは、いまだ映画づくりの王道である。」
デジタルでの映画製作を批評するのは彼だけではない。「私が思うに、デジタル上映は映画の死だ。」クエンティン・タランティーノは昨年のカンヌ国際映画祭でこう語った。「今やほとんどの映画が35mmのフィルムでは上映されない、それはすなわちフィルム上映という歴史の消失に等しい。デジタル上映はただの映画館でのテレビ鑑賞に過ぎないのだ。」
おそらく、ノーランとタランティーノは伝統的な(フィルムでの)映画上映を根絶やしにしないだけの影響力を持つ、数少ない映画制作者だ。ノーランは『インターステラー』をアナモルフィック・レンズで撮影した35mm上映用と、65mmのIMAX上映用の双方で撮影した。
「クリストファー・ノーランの『インターステラー』を大画面で見ることは、生涯を通じて忘れられない映画体験になる」とパラマウント・ピクチャーズの副会長ロブ・ムーアは声明の中で述べる。また、「IMAXからフィルム上映、デジタル上映というように、私たちは観客が多種多様な形でこの荘厳な映画を観るチャンスがあることを嬉しく思い、熱狂的な映画ファンのための2日先駆けた上映が実現することを待ちわびている。」とも語っている。
『インターステラー』には、マシュー・マコノヒー、アン・ハサウェイ、ジェシカ・チャスティン、ビル・アーウィン、エレン・バースティン、ジョン・リスゴー、マイケル・ケインなど錚々たる俳優陣が出演する。
早稲田大学 文化構想学部4年
西山晴菜
#1
http://wwws.warnerbros.co.jp/interstellar/
#2
http://www.oscars.org/awards/scitech/


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