時代を越えて、人々を惹きつけて止まない歌手、ニーナ・シモン。1933年にアメリカ南部の貧しい黒人家庭のもとに生まれ、ジャンルを越えたその天才的な音楽センスと類稀なる歌声で世界を席巻。60年代に公民権運動に
続きを読む →映画といえば、評価対象はもちろん本編だ。しかし本編以上に、妙に心に残る印象的な予告編を目にすることがある。あっという間に目の前を過ぎていくその映像が、短編映画を観たような、なんとも心地のよい後味を残す。本来の目的である
続きを読む →時は2015年、しかしいまだハリウッド映画の多くは白人男性による、白人男性を描いた物語である。そんな中でも映画業界、そしてそこから生み出される映画そのものに変化の兆しが見られることは幸運と言えるだろう。
続きを読む →去る6月7日、フランスの映画脚本家ジャン・グリュオーが90歳にしてパリで亡くなった。ヌーヴェルヴァーグの「灯台守」(*1)などとフランス各紙で形容される故人はどんな人物であったのだろうか。 グ
続きを読む →今月、世界60カ国で公開され、好評を博し、日本でも8月5日の公開が心待ちにされている「ジュラシック・ワールド」(2015)。本作は、一作目の続編という内容を強調した宣伝や、「ジョーズ」(1975)にはじまる超大作のホット
続きを読む →2011年『ドライヴ』でカンヌ国際映画祭コンペティション部門で監督賞を受賞し、2013年『オンリー・ゴッド』では『ドライヴ』でも主演を務めた二枚目俳優ライアン・ゴズリングの顔を叩きのめし、出演を果たしたドキュメンタリー映
続きを読む →小阪恭子。ジャン=リュック・ゴダールの『メイド・イン・USA』(1966)でアンナ・カリーナと共演し、ギターを弾いていた日本人女優を覚えているだろうか。フランソワ・トリュフォーの『突然炎のごとく』(1962)に感動した
続きを読む →日本では『熱波』が公開され話題となり、昨年には新文芸坐シネマテークで『自分に見合った顔』(2004)『私たちの好きな八月』(2008)の二作が公開されたミゲル・ゴメス監督。彼の作品は徐々に注目を集めていると言っていいでし
続きを読む →人を惹きつける女性キャラクターを主人公にした、話題になる映画シナリオを作り、なおかつIndependent Filmmaker Project(略称IFP、インディペンデント映画の普及を目的とした番組を製作している非営利
続きを読む →みなさんこんにちは!アメリカでは卒業シーズンが終わろうとしています。 私が働いている大学でも、セレモニーに卒業生だけでなく国内外から家族・友人が集まり、晴れがましく賑やかな数日が続きましたが、それも今では嘘のようで、キャ
続きを読む →