日本とシンガポール初めての合作映画、それぞれの「ソウルフード」を通じてばらばらだった家族がひとつになっていく姿を描いた『家族のレシピ』が先週土曜日9日から公開されている。監督は、カンヌ、ベルリン、ヴェネツィアの世界三大映画祭に作品を送り込んできたシンガポールの鬼才、エリック・クー。

 

エリック・クーは、長編デビュー作『ミーポックマン(1995)』がシンガポールで最も厳しいレイティングR21に指定されたのをはじめ、海外では好評の作品も国内では上映禁止に処されるなど、シンガポールの表現の規制と戦ってきた監督だ。その一方で、政府に映画振興の施策を提案し、若手に道を開くなど、シンガポール映画界をけん引する一人でもある。

 

日本との関連では、日本の漫画家、辰巳ヨシヒロの自叙伝的マンガ作品をアニメ化した『TATSUMIマンガに革命を起こした男(2011)』に次いで、本作は2本目の作品となる。

 

過激なテーマを扱ってきた監督が、今回は一転、心温まる家族の物語をつくったのはなぜか。シンガポール映画界の現状やご自身の映画人生などについても伺った。

 

■ラーメン×バクテー=ラーメンテー

 

――監督にとって「ソウルフード」とは何ですか

 

 私はバクテーで育ったんだ。少なくとも週2回、日曜はブランチとして家族と一緒に食べていたよ。ラーメンを知ったのはずっとあとになってからだけど、とりわけ醤油ラーメンには夢中になってしまってね。ソウルフードっていうのは、子どもの頃から慣れ親しみ、経済的な意味も含めて誰もがいつでも食べられて、出てきたときにホッとするような食べ物なんじゃないかな。体が無条件に反応してしまうようなね。

 

――そういった「ソウルフード」は、体のみならず心もつくりあげる要素となっているとお考えですか。

 

 私が和食から受ける印象は、とても清潔で、細部にまで徹底的にこだわってつくりあげられた品という感じだね。シンガポールの食べ物は、もっと大胆。火と油でジャッジャッと回したら、はい、できあがり。こういう両者の違いは、映画の中でも登場人物たちを特徴づける一要素になっていると思うよ。

 

――この映画のオリジナル料理である「ラーメンテー」は実際に作られたわけですよね。

 

 もちろん!作る前から美味しいに違いないって確信していたよ。製麺機を持っている友人に頼んで、いろいろなタイプのラーメン麺を作ってもらったんだ。太さを変えてもらったり、卵黄を入れたり抜いたり。彼はまた、バクテーのスープもラーメンに合うようにアレンジしてくれた。映画の打ち合わせごとに違う「ラーメンテー」を試食したよ。その中でこれぞ!というのが、麺は細麺、スープは濃すぎもせず薄すぎもせずの中間ぐらい、代わりにスパイスを利かせたものだった。立花プロデューサーと、「よし、完成だ!これで安心して脚本に集中できるぞ」とうなずき合ったよ。

 

■「松田聖子さんは私のアイドル」――キャスティング秘話

 

――キャスティングがユニークですね。シンガポールからはマーク・リーという人気のコメディアン、日本からはシンガーの松田聖子さんが出演なさっています。どんなイメージをもって俳優さんを探されたのでしょうか。

 

 脚本家たちとキャラクターをつくりあげていくときには、実在する人間のように考えるんだ。何が好きで何が嫌いでとか、考え方や態度といったものを吹き込んでいく。そうして現れた人間を、どんな俳優に演じてもらうのがいいかを考えていく。

 キャスティングは、まずは本人と会って話すことが重要。脚本やキャラクターの説明をし、俳優自身に意見を述べてもらうんだ。それが自分のと一致したら完璧。

 この映画に関しては、私はとても恵まれていた。私の望むとおりの俳優たちばかりだったから。日本からのキャスティングでは、別所さんはもう天才。彼は『TATSUMIマンガに革命を起こした男』では七通りの声色を使ってキャラクターを演じ分けてくれたんだ。私は彼の声が大好きだ。「これはおいしいね」というときの、深みのある柔らかい声。別所さんがシンガポールにいる間、私は彼を連れて何回かバクテーを食べに行ったんだけど、骨付きの肉を手にとって食べながら「バクテーっておいしいですね」と言う、あの声は忘れられないよ。映画を観る皆さんは私と同じ体験ができるはずだ。

 斎藤工さんには、2年前の東京国際映画祭で紹介されたんだ。そのときは軽く挨拶する程度だった。キャスティングを考えているときにふっと彼のことを思い出して、もう一度きちんと話してみたいと思った。すぐにスカイプで話をしたよ。映画のことと、彼に演じてもらいたいと思っていた主人公についてひととおり説明したあとは、なんと、スパイスの話で盛り上がってね。彼は海外旅行が好きで、お土産にスパイスを買ってくるっていうから、もしかして料理をするのって聞いたんだよ。彼が「好きだ」と答えたとき、すごい!と思った。私も料理をするのが大好きだからね。主人公には彼しかいないと確信したよ。

 伊原剛志さんは立花プロデューサーからの推薦だった。やはりスカイプで話してみて、意外に思うかもしれないけど、彼はね、なんなら一日中でもずっと冗談を飛ばしていられるような愉快な人なんだ。彼のことがすっかり気に入ったよ。唯一の心配は、主人公の父親を演じるには若すぎやしないかということだったけれど、杞憂だったね。何より、私の中で、回想シーンに登場する主人公の父親の若いころのイメージは、まさしく伊原さんそのものだったんだ。

 松田聖子さんは…私が10代のころのアイドルで大ファン。もうレコードが出るたびに買っていたよ。何かの拍子に、立花プロデューサーから彼女の連絡先を知っていると聞いて飛び上がったね。ミキというキャラクターにぴったりじゃないか。ぜひ彼女に連絡をとってほしいって頼んだんだ。立花プロデューサーには「松田聖子さんはとても多忙な方ですよ…」と言われたけれど、それでもいい、挨拶するだけでもいいってね。脚本を送ったら、松田さんはミキを気に入ってくれたようだった。スカイプで話したんだけど(わお、私は今、松田聖子と話しているぞ!と思いながらね)、彼女はとても流ちょうに英語を話すね。ドキドキしながら「ミキという役に興味を持ってくれたようだけど…」と切り出すと、彼女はすぐに言ったよ。「ミキが大好き!この役を演じられるだなんて、とても光栄だわ」って。その答えを聞いたときの私の気持ちがわかるかな。自分はなんて幸せなんだろう!だったね。

 

■原風景を感じるまち、高崎

 

――高崎で映画を撮ろうと思ったのはなぜでしょうか。

 

 高崎は2017年に高崎映画祭で私の特集上映が組まれたときに訪れたことがある。本作のプロデューサー立花さんともそこで知り合った。高崎の名物「だるま」はかわいらしいし、みんないい人たちばかり。高崎にはいい思い出しかないんだ。前々から一度、日本で映画を撮ってみたいとは思っていてね。映画の撮影をするために高崎に戻るっていうのは素敵なアイデアだと思ったんだ。高崎にはカメラで捉えてみたい風景がたくさんあったしね。

 高崎には大きな観音像があるでしょう? 私の小さい頃、母はよく私を寺院に連れていった。二人で一緒に、そこにまつられていた観音様にお祈りしたものだった。観音様は慈悲の神様。この映画のテーマは「許す」ということ、そして「人を思いやる」ということなんだ。それが私の子どもの頃の祈りの記憶とも結びついて、高崎に引き寄せられたんだと思う。

 

――高崎の観音に対して、シンガポールにも塔のような建物が出てきますね。

 

 あれは展望台なんだ。私が10代のときによく行っていたなじみの場所なんだよ。映画では主人公と家族の思い出の場所として使うことにした。今はしかめ面でラーメン屋の厨房に立つ主人公の父親も、あの展望台で家族と一緒に過ごしていたときは、穏やかな笑顔を見せていた。父親にとっては家族の幸せを象徴するくつろぎの空間。ちょうど高崎の観音と対をなすシンボルの意味合いもある。これら二つの建造物は、主人公とその家族を、シンガポールと高崎、それぞれの地に結びつける役割を果たしているんだ。

 あの展望台のことについてもう少し話すと、60年代に建てられたもの。60年代といえば、NASAのアポロ号が初めて月面着陸に成功し、人類の夢が月や宇宙に向けられた時代だ。あの展望台はロケットを模しているんだよ。目の前には貯水池があって、階段に座って話したり、眺めを楽しんだり、シンガポール人にとっては今も昔も憩いの場所だ。

 劇中、ザ・トルネイドースというイギリスのバンドの『テルスター』という曲が少しだけ出てくる。ザ・トルネイドースは60年代に活躍したインストゥルメンタルのロックバンドで、この『テルスター』は62年に打ち上げられた衛星を記念して製作され、海を越え、ビートルズに先駆けてアメリカのヒットチャートで1位に輝くほど爆発的にヒットした。私にとって脚本を書くときに欠かせないのは音楽。『家族のレシピ』の脚本を書いているときは、ずっとこの『テルスター』を聴いていたよ。実際の曲はとてもスピーディだから、映画の中ではテンポを落としたスローなバージョンをモチーフ的に使用した。曲とともに、宇宙への憧れ、ロケット展望台と主人公の幼少期の思い出が混ざり合って、ノスタルジーを生んでいると思う。

 

■交錯する文化、そして過去

 

――映画ではラーメンとバクテーが混ざり合ってバクテーが誕生する過程で、日本とシンガポールの関係が浮かび上がってきます。そこには両国の過去も含まれていますが、そういったものを描くことに対する監督のお気持ちや思いがあればお聞かせください。

 

 私たちがこの映画で目指したのは、本物の許しと愛、思いやりを表現することだった。そのためなら、目を背けたいようなことにも正面から取り組まなければならないと思った。祖母の悲しみをちゃんと描かないと、彼女が示す許しは嘘になってしまう。言葉を尽くす必要はないんだ。表情や仕草から感じてくれればいい。この作品では、素晴らしい俳優たちが見事な仕事ぶりで、その難しい心の動きや感情の揺れを表現してくれているよ。

 

――撮影の現場では、英語と中国語と日本語が飛び交っていたと思いますが、言葉で表す感情をダイレクトに言葉で伝えられなかったり、感情の表し方も違うと思います。そこはどう調整されたのでしょうか。

 

 まず、私と俳優たちが互いに信頼し合うことが重要だった。劇中、主人公の父親が落ち込んでタバコを吸うシーンを考えたんだけど、ここで困ってしまってね。彼は懐石の料理人という設定だったから、お客さんが生で口にする刺身にタバコを吸った指を置いたりなんかしないと思うんだ。だったらタバコを吸うという設定をなくせばよかったもしれないけど、つくりあげたキャラクターから逃げたくなかった。一つ一つ乗り越えて、キャラクターを成長させていきたかったんだ。

 言葉の違いについて言うと、脚本を英語から日本語に訳したり、またその逆をしたときに、微妙なニュアンスが失われてしまうこともある。読んだ俳優たちが、自分の解釈と何かずれているなと感じたときには、現場で脚本に足したり引いたりしていったんだよ。松田聖子さんはじめみんな積極的に意見を述べてくれた。それぞれが自分の役を完全に理解していたからできたことだと思う。

 

■シンガポールで若手映画作家が伸びる理由

 

――90年代、監督はとても苦労してシンガポールで映画をつくるためのベースをつくり、後進に道を開かれましたね。2年前の東京国際映画祭にいらしたときのインタビューで、シンガポールには若手監督を支援するとてもいいシステムができあがっているとおっしゃっていました。そのシステムは今も順調に機能していますか。

 

 シンガポール・フィルムコミッションは今年で20周年を迎え、数々の若い映画作家を助けてきた。昨年のロカルノ映画祭で金豹賞に輝いた『幻土』のヨー・シュウホァ監督もその一人なんだよ。日本でも公開されたカーステン・タン監督の『ポップ・アイ』もコミッションから援助を受けて制作された作品だ。この『家族のレシピ』も支援してもらっている。資金がないばかりに埋もれてしまう若手作家たちのアイデアを掘り起こし、映画という形にすることでシンガポール映画界は間違いなく活気づいている。このコミッションのシステムはとてもうまく機能していると思う。これからもシンガポール映画界の発展に寄与してくれるように願っているよ。

 

――経済面で心配せずに映画をつくれることが当たり前のようになってしまうことへの弊害はないのでしょうか。若手がアグレッシブになるような仕掛けはありますか。

 

 シンガポール・フィルムコミッションから支給される助成金は、最高で25万シンガポールドル(約2,042万円)だ。この予算内で撮る者もいれば、さらに資金を集め積み増しして臨む者もいる。まずは映画製作のスタートラインに立てるというのが重要なことじゃないかな。私は素晴らしい制度だと思うよ。もちろん、助成金を得るには審査をパスしなければならない。審査員には、海外からも参加も得ており、国内にとどまらず、国際舞台でも勝負できる作品を選んでいると思う。

 実際、この助成金を得て制作された映画のほとんどは、海外の映画祭で取り上げられている。映画祭に出品して知ってもらうというのはとても重要なことだよ。作品が注目され、認知度が上がることに加え、監督自身の知見も深まり、世界を視野に入れた作品づくりへの道が広がるからね。『家族のレシピ』もベルリン映画祭で初公開され、世界30カ国での公開につながった。たくさんの人に観てもらいたかったら、マーケティングを考えなければだめだ。

 シンガポール・フィルムコミッションが送り出す作品はレベルの高いものが多い。これは一つ、若手監督のモチベーションになっていると思う。そうして志の高い若手の作品がますます集まるようになるから、この制度は好循環しているんじゃないかな。ちなみに、助成金には期限があって、決められた期日までに映画を製作できない場合は、全額返還しなければいけないことになっているんだ。

 

■母はシネフィル、ホラー映画を浴びて育つ

 

――監督はお母様が大変なシネフィル、とりわけホラー映画がお好きでいらっしゃるそうですね。5歳のときに映画監督になろうと思われたそうですが、どんなホラー映画に影響を受けましたか。

 

 心底驚かされたのは、ラリー・コーエン監督の『悪魔の赤ちゃん』だね。巨大な頭の赤ちゃんが、母親の胃を食い破ったりするんだ。あの映画のファンはほかにもいるよ。例えば、サム・ライミ。彼は『スパイダーマン2』のドクターオクトパスが出てくるシーンで『悪魔の赤ちゃん』へのオマージュを捧げているんだ。

 母は私と妹を毎週映画に連れていってくれた。この時期に映画を本当にたくさん観て、吸収したと思う。ホラー映画ばかりじゃない。『タクシードライバー』も母と観たのが最初だった。あの作品も、ある意味で「怪物」の出てくるホラー映画だけどね。

 

――ホラー映画を撮ってみたいと思いますか。

 

 HBOアジアで怪談を現代風にアレンジした『Folklore』というオムニバスホラードラマを制作したんだ。6人のアジア人監督が1本ずつ担当する6話構成の展開で、シンガポール代表は私、日本からは斎藤工さんに監督として参加してもらった。『悪魔の奴隷』を撮ったインドネシアのジョコ・アンワル監督は、今、インドネシアで最も怖い映画を撮る監督だよ。

 毎年、シンガポールの大手制作会社mm2主催で開催されている「Scream Asia」というホラー映画祭では上映作品の選定をしているんだけど、昨年は『新感染 ファイナル・エクスプレス』のヨン・サンホ監督を招いて、マスタークラスを開いてもらったんだ。若い映画制作者にはとても興味深い体験になるだろうと思ったからね。ジョコ・アンワル監督もジェイセン・タン監督のゾンビ映画『Zombiepura』を持ってマスタークラスに参加してくれた。シンガポールには兵役があって、国民は2年間、軍に従事しなければならない。じゃあ、その軍でゾンビが発生したらどうなるかというのが『Zombiepura』。軍とゾンビの話と言えば、J.J.エイブラムスがプロデュースする『オーヴァーロード』のアジアプレミアも「Scream Asia」映画祭で行ったんだ。あの映画は最高だね。

 私が恐怖を感じるのは、ある種の超常現象だ。ゾンビやモンスターやクリーチャーにはあまり興味がない。私は霊の世界があると強く信じている。例えば、誰かが立っている気がして、ふと見るんだけれども、誰もいないという経験をしたことはないかな。それが霊の世界なんだ。もし私がこの霊の世界とそこで起こる超常現象を描いたら、相当に怖い映画になると思うよ。

 

■「私の映画人生は常に検閲との戦い」

 

――ホラー映画制作とも関係してくると思いますが、シンガポールには表現に対する規制や検閲のようなものがあり、ある程度、表現が制限されてしまうところもあるそうですね。監督がプロデューサーを務めたロイストン・タン監督の『15(2003)』という映画は27カ所カットされたと伺いました。

 

 そう、『15』は27カ所もカットされたんだ。検閲官が私たちを呼んでは叱りつけ、修正させるの繰り返し。ただ、当時と比べて、状況は変わりつつあると思う。もし今『15』を発表していたら、修正は一切入らなかっただろうね。

 私の映画人生は常に検閲との戦いだ。『ペイン(1994)』という短編映画を撮ったときには、シンガポール当局は上映を禁止したんだよ。なのに、シンガポール国際映画祭には出品できることになった。審査員が外国人だったから。そこで『ペイン』が評価されたおかげで、最初の長編作品『ミーポックマン(1996)』をつくることができたんだ。

 慎重にならなければいけないものがあるとしたら、それは宗教だと思う。キリスト教徒がムスリムを殺すような映画は絶対に駄目。LGBTを扱う場合は、セックスの描写が含まれていなくても、シンガポールでは21歳以下は観られない可能性が高い。暴力描写についての規制は以前よりは少しましになった。昨年の「Scream Asia」映画祭では、シンガポールでは長らく上映禁止だった2本の映画を上映したいと思った。一つは、三池崇史監督の『殺し屋1』、もう一つはパン・ホーチョン監督の『ドリーム・ホーム』だった。審査にかけたところ、「禁止されている」。わかっているよ、だから出したんだ!結局、スケジュールの関係で上映は諦めざるを得なかったけれど、今年の映画祭も挑戦的なラインナップにしていきたいと思っているよ。

 

――次はどんな挑戦をなさいますか。

 

 今はTVシリーズに取り組んでいるよ。長編映画の脚本も書いている。次も日本で撮影したいね。涼しいときにね。特に秋がいい。紅葉が素敵でしょ。

 

――最後に、『家族のレシピ』日本公開にあたって一言メッセージをお願いします。

 

 人生は短い!許すことを学ぼう!そして、愛し愛されること!

 

料理好きとあって食べ物について語るときの嬉しそうなお顔、またシンガポール映画界への思いを吐露する力強い口調と、「熱い男」ぶりを感じさせてくれたエリック・クー監督。日本とシンガポール外交関係樹立50周年を記念して制作されたこの『家族のレシピ』は、両国の美しい風景、人のやさしさ、そして美味しい食べ物に満ちている。

※写真撮影:荒木彩可

 

『家族のレシピ』

公式サイト:https://www.ramenteh.com/

監督:エリック・クー

出演:斎藤工 マーク・リー ジネット・アウ 伊原剛志 別所哲也 ビートリス・チャン 松田聖子

配給:エレファントハウス/ニッポン放送 宣伝協力:イオンエンターテインメント

宣伝:マジックアワー

2018/日本語・英語・中国語/DCP/カラー/2.35:1/89分/原題:RAMEN TEH

小島ともみ
80%ぐらいが映画で、10%はミステリ小説、あとの10%はUKロックでできています。ホラー・スプラッター・スラッシャー映画大好きですが、お化け屋敷は入れません。