ブログはじめます
井口奈己です
私は時たま映画を作ったり、大体は映画を見たり音楽を聴いたりしているのですが
まったく丁寧に暮らしていない日々などのことを書いてみようかと思います
さて、ゴールデンウィークはどうお過ごしでしたか?
私は渋谷のシネマヴェーラで上映のあったエルンストルビッチ特集に日参していました
満員の劇場はいいものです
熱気がありました
汗だくです
家でDVDで見ることもできるけど、劇場で見るのは格別です
ほんの数年前に体調を崩していて 仕事もうまくいかないし
頭の上に特大の漬物石を乗せいてるような日々を過ごしていました
うっかり死んでしまいそうでした
そんな時に唯一自分を忘れて没頭できる空間が映画館でした
そのころはじめてルビッチを見ました
映画に向かう初期衝動とプロ中のプロとしての腕前と
画面からほとばしる威力がキラキラ
ルビッチの牡蠣の女王と山猫ルシュカ
興奮して一緒に見に行った友達の膝をバンバン叩いていました
ニシノユキヒコの恋と冒険という映画を作った時も
参考にルビッチのラブパレードを竹野内豊さんに見てもらいました
私達は天国は待ってくれるも見ました
私達が1つのことを90分かけてやってるとすると
ルビッチは100くらいのことを鼻歌まじりに
軽々とやっているようにみえます
ルビッチは映画の中でなんであんなことができるのでしょうか?
映画の秘密が知りたい
と 思っていたら本が出ました!
読まれましたか?
『ルビッチ・タッチ』
ハーマン・G・ワインバーグ著
井口奈己
映画監督。東京生まれ。上野、御徒町、秋葉原のトライアングルに育つ。『三月のライオン』『地獄の警備員』などの現場に録音助手として参加。その後、自らシナリオを書き演出した初の自主映画『犬猫』が話題を呼び、日本映画プロフェッショナル大賞・新人賞を受賞するという快挙を果たした。2004 年『犬猫』のリメイクで商業映画デビュー。2008年『人のセックスを笑うな』、2014年『ニシノユキヒコの恋と冒険』を監督した。
はじめまして!で、いきなり質問ですみません。。
先日wowwowで『ニシノユキヒコの恋と冒険』を見た友人と話していたら、
劇場で見た私と「え?そんなセリフ&画あったっけ?」ということになってしまいました。
dvdで確認してみたら、wowwowのと同じでした。
本田翼ちゃんの浴衣のシーンでの事なのですが、劇場版であった部分が
カットされたということはあるでしょうか?
私の勘違いでしょうか…?
井口監督に尋ねたところ、「劇場上映されているものをDVD化する時に編集を変えていません」とのお返事でした!