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昨年から9月から始まったメールマガジン『IndieTokyo Newsletter』ですが、この度利用しているメルマガサイト「まぐまぐ!」のシステム変更のため、過去のアーカイブとサンプル号が、WEB上で閲覧できなくなりました。既刊のメルマガアーカイブについては閲覧方法を考えているところですが、サンプル号についてはこちらのページからご覧頂ければ幸いです。

 

『IndieTokyo Newsletter』

メルマガ概要

母体となるIndieTokyoは、インディペンデント/アート映画のための情報媒体であり集会所であり運動組織。日本ではほとんど上映される機会のない企画上映(新文芸坐シネマテーク)やコアな映画ファンが知りたい海外の映画情報(World news)、イベントブログなどHPで更新される情報を月2回ほどまとめて発信します。公式HPで更新された情報を見逃してしまいがちな人が、アーカイブとして利用することもできる簡潔で便利なメルマガを目指しています。

創刊 【18/9/14】

発行周期 【隔週】

 

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以下、サンプル号

2019/3/1 
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    IndieTokyo Newsletter 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■ 
vol.013 

こんにちは。3月になりましたね。皆さま、
いかがお過ごしでしょうか。先日発行させて
頂いた特別号で『サンセット』試写会へのご
案内をさせて頂きましたが、たくさんのご応
募誠にありがとうございます。このメールマ
ガジンでは、他の映画ニュースサイトではな
かなか知ることのできない、海外の映画ニュ
ースをお届けしているWorld newsをまとめ
て皆さまにお届けしています。気になるニュ
ースがありましたら、このメールマガジンへ
の返信でご意見、ご感想などを送って頂けれ
ば幸いです。 

 今回のメールマガジンでは、ドキュメンタ
リーと劇映画の両方を製作しながら現代的な
問題に切り込んだ作品を発表し続ける西原孝
至監督の最新作『シスターフッド』の連続レ
ビュー第一弾。そして、コラムでは先日発売
された『フィルムメーカーズ18(キネマ旬報社
シリーズ続刊)スティーヴン・スピルバーグ』
IndieTokyoメンバーから、大寺眞輔さん、
黒岩幹子さんとともに執筆者として参加し、
いつも映画音楽を中心にWorld Newsを書いて
下さっている宍戸さんによる自己紹介コラム
を掲載しています。さらに、監督とTwitterで
コンタクトを取ったことから『ローライフ』
日本公開まで漕ぎつけた小島さんが日本公開の
あらましを綴ったコラム『The Road to LOWLIFE』
を執筆してくださいました。今回も最新作から
映画祭の話題作まで、最新情報たっぷり。
最後まで読み逃しなく! 

◆◇目次──────────── 

1. World News Topics 

2. Special Contents  

3. Newsletter Column  

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●━…1. World News Topics …━● 

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▼【744】デイミアン・チャゼル監督作『フ
ァースト・マン』におけるジャスティン・ハ
ーウィッツの音楽 

>>>http://indietokyo.com/?p=10834 

以前から『セッション』や『ラ・ラ・ランド』
で組んできた作曲家のジャスティン・ハーウ
ィッツとデイミアン・チャゼル監督。特殊な
楽器や装置が使われている『ファースト・マ
ン』の音楽について。(宍戸) 

▼【745]世界の映画監督たちの大好きな作
品とは? 

>>>http://indietokyo.com/?p=10892

世界の名だたる監督たちが愛する映画ベスト
10です!アルモドバル、ポン・ジュノ、是枝
裕和など注目監督が多数です。(鳥巣) 

▼【746】現実をフィクションが引き継いで
いく物語、ジョアンナ・ホッグ監督最新作
『The souvenir』 

>>>http://indietokyo.com/?p=10926

サンダンス映画祭でワールドシネマグランプ
リを受賞し、注目を集めているジョアンナ・
ホッグ監督『The Souvenir』について取り上
げました。監督のインタビューも少しだけ紹
介しています。(珠青) 

▼【747】 混乱のアカデミー賞授賞式に見る、
映画製作における撮影と編集の意義 

>>>http://indietokyo.com/?p=10939

第91回アカデミー賞授賞式についてです。
撮影賞を含む4部門が放送からカットされる
という決定が、業界内からの反発を受け、撤
回されました。ハリウッドの映画人たちの反
応に見る撮影と編集の意義とは…(佐藤) 

▼【748】ソダーバーグ監督とアンドレ・ホ
ランドが語る『ハイ・フライング・バード』 

>>>http://indietokyo.com/?p=10947 

現在Netflixで配信中のスティーヴン・ソダー
バーグ監督最新作『ハイ・フライング・バー
ド』について取り上げています。NBAのロッ
クアウトを題材に、バスケットボールの試合
を見せずに、スポーツビジネスのシステム構
造にメスを入れ、スポーツの本質を問い直す
この映画がどのように作られたのか、ソダー
バーグ監督と主演・製作のアンドレ・ホラン
ドのインタヴューをもとに紹介しています。
(黒岩) 

▼【749】現代社会における女性の闘いを描
くテオナ・ストゥルガー・ミテフスカ『God 
Exists, Her Name Is Petrunija』(神は存在す
る、その名はペトルニージャ)について 

>>>http://indietokyo.com/?p=10957 

今年の第69回ベルリン映画祭のコンペティ
ションに選出され、エキュメニカル賞を受賞
したテオナ・ストゥルガー・ミテフスカ監督
の『God Exists, Her Name Is Petrunija』につ
いて紹介しています。(板井) 

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●━…2. Special Contents …━● 

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【西原孝至監督『シスターフッド』レビュー】 

▼第1弾: 永山桃 

>>> https://bit.ly/2IvGKdn

本日アップリンク渋谷にて公開の西原孝至監
督『シスターフッド』。ドキュメンタリーとフ
ィクションを併せた作品。迷いを抱えながら
生きる人達へ。レビュー第一弾を公開しまし
た。(永山桃) 

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●━… 3. Newsletter Column …━● 

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▼宍戸明彦 

私がIndieTokyoに所属したきっかけは、
2015年10月1日に、同志社大学で開催され
た『アメリカン・スリープオーバー』と『パ
ロアルト・ストーリー』の上映会まで遡らな
ければなりません。私はこの上映会に参加し、
さらに、この2作品の間に、映画批評家で
IndieTokyoの代表でもある大寺眞輔さんに
よるレクチャーを聞きました。これらの映画
は、IndieTokyoが初めて配給した『ハンナだ
けど、生きていく!』の公開記念で上映され
ましたが、京都シネマでの同映画の初日上映
と舞台挨拶にも行ったことを覚えています。
その後、大寺さんにメールで映画やレクチャ
ーの感想を送った際に、IndieTokyoへの加入
のお誘いを頂きました。
 現在まで、3年以上の間、海外の記事をも
とにWorld Newsを執筆してきました。私が
これまで取り上げているテーマは映画音楽で
す。始めた頃は、3年間以上も映画音楽関連
のことだけを書き続けるとは思っていません
でした。World Newsは、自分でその都度テ
ーマを選択して執筆しますので、書き手の興
味が強く表れると思います。例えば、私の場
合、作曲家のヨハン・ヨハンソンの活動を追
っていました。音楽自体についてはもちろん
ですが、『メッセージ』の音楽が第89回アカ
デミー賞の候補から外されたこと、『ブレード
ランナー2049』の作曲家から降板したこと、
『マザー!』での役割が作曲家からサウンド
コンサルタントに近くなったことなどについ
ても書いています。
 World Newsに関わるようになって非常に
うれしいことのひとつは、記事に対してコメ
ントや反応を頂けることです。いままで多く
の方々にお読み頂いたこと、またコメントや
反応を頂いたことに感謝すると共に、自分の
記事が少しでも映画を鑑賞する際の参考にな
っていますことを願っています。また、私が
初めて書いたWorld Newsの記事は、『ブリ
ッジ・オブ・スパイ』において作曲家がジョ
ン・ウィリアムズからトーマス・ニューマン
に変更になった経緯についてでしたが、その
際に、映画の研究や執筆活動をされている南
波克行さんからFacebookでコメントを頂い
たのを今でも覚えています。本当に有難いこ
とに、現在まで私の記事に南波さんは何度も
コメントや反応をくださっています。
 南波さんは、2019年2月に刊行になった
『フィルムメーカーズ18 スティーヴン・スピ
ルバーグ』で責任編集をご担当されています。
その本の執筆者のひとりとして私もご指名を
頂き、責任編集の南波さんと企画編集の西田
宣善さんのもとで音楽論(「スピルバーグ監督
とジョン・ウィリアムズ-2人の創作から見え
るもの-」)を書きました。スピルバーグ監督
との関係からウィリアムズの音楽を追ってい
ます。そこに、ウィリアムズの映画音楽の歴
史的な意味や特徴も読み取れるように心掛け
ました。
 これからの課題として、映画音楽をWorld 
News以外でも取り上げていきたいと考えて
います。コンサートのレポートもそのひとつ
にあたります。2018年8月には、FILM 
SCORE PHILHARMONIC ORCHESTRA
(フィルム・スコア・フィルハーモニック・
オーケストラ)の映画音楽のコンサートにつ
いて書きました。戸田信子さんが同オーケス
トラの代表と音楽監督を務めています。私が
大好きな楽団であり、非常に素晴らしいコン
サートを行っています。今後も、このような
出会いを大切にして、魅力を伝えていきたい
と思っています。(宍戸) 

「フィルムメーカーズ18(キネマ旬報社 シ
リーズ続刊)スティーヴン・スピルバーグ 
南波克行 責任編集」 

現在発売中!

宮帯出版社
http://www.miyaobi.com/publishing/products/detail.php?product_id=1008 

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▼The Road to LOWLIFE 

「数カ月、手弁当で働く覚悟がなきゃ駄目だ」
──。
現在、宣伝の一部を担当している映画『ロー
ライフ』のライアン・プロウズ監督から最初
に「日本でも公開したい」というメッセージ
をもらったとき、私は途方に暮れ、反射的に
IndieTokyoのLINE会議室に相談を投げ込ん
でいました。別に映画業界で働いているわけ
でもなければ、コネもない、ただの映画好き。
そんな自分に何ができる?そうだ!主宰の大
寺さんなら、日本であまり知られていない海
外の作品を掘り起こして上映する新文芸坐シ
ネマテークを定期的に企画運営なさっている、
きっと何かお知恵を拝借できるに違いない。
そこでいただいたのが冒頭の言葉でした。一
から始めるって厳しくて大変。骨身に染みて、
一念発起。まずは配給先を探すところからス
タートです、のその前に。

そもそもなぜ監督からメッセージをいただい
たのか。きっかけはTwitterでした。ふだん
IndieTokyoではワールドニュース部の一員
として、海外の映画ニュースを翻訳し記事に
まとめている自分の主な関心分野は、ホラー
とマカロニ、西部劇。記事のネタ探しに見て
いたファンタジア国際映画祭のラインナップ
で出会ったのが、同映画祭で観客賞に輝いた
『ローライフ』でした。短い予告編からもビ
シビシ伝わってくる、タランティーノ、クラ
イム、ゴア、そしてルチャ好きにはどストラ
イクの刺激にノックアウト。監督のSNSをチ
ェックしてフォロー、監督が流すニュース以
外にも海外レビューや記事をせっせとツイー
トしていました。そんなある日、監督からフ
ォローバックいただいたので、思い切ってDM
してみたのです──日本でも観られるよう願
っています。そうして返ってきたのが、日本
で扱ってくれる会社や映画祭を尋ねるメッセ
ージでした。はっきり言って無謀でしょう、
監督!どこの誰ともわからない、おそらくは
日本人、程度しかうかがい知れない人間に、
そんな話を振るなんて。そもそも私、映画本
編観ていませんよ?たしかに予告編で一目惚
れはしましたけれど、中身のわからない映画
をどこにどう勧めればいい?と戸惑いいっぱ
いで「それなら私、この映画と完全に恋に落
ちないと。本編見せて」といささかくさいこ
とを書き送り、直後にプロデューサーから送
られてきた本編を鑑賞。愛は本物だと確信し
ました。この映画、絶対にスクリーンで観た
い!

さて、どうしよう? 次に寄る辺として浮かん
だのが、個人的に存じ上げていた合同会社是
空さんでした。ジャンル映画に非常に強く、
『サスペリア』イヤーとなった昨年は各地で
のアルジェント版の上映に加え、『ゼイリブ』
や『処刑軍団ザップ』、『ネバーエンディング・
ストーリー』といった通好みの作品も精力的
に公開。今年はさらに『サスペリア』オリジ
ナルの4K版上映を予定されている是空さん
だったら、もしや好みに合うのでは!と期待
を胸に相談を差し上げたところ、興味は持っ
てくださったものの、「ウチのラインにのせる
のは難しい」。ですよね…と肩を落としかけた
瞬間、救いの一言が。「プレスシートを用意し
てくれたら、心当たり(の配給)幾つかに見
せてみますよ」。是空さんには何の得にもなら
ない話なのに…お気遣いに打たれ、わかりま
した、プレスシート用意します!と即答した
あとから、また途方に暮れる、プレスシート
の作り方。パワポ使う?それともフォトシ
ョ?定型のフォーマットってあるの?

どん詰まり気分でシネマテークを開催してく
ださっている新文芸坐の名物スタッフ「前説
のハナマツ」こと花俟さんにぐちぐちとこぼ
すと、「プレスシートなんてWordとかで打っ
たやつでいいんですよ!写真は入れたほうが
いいけど、なくてもいいです。そんなのざら
にありますから」、さすがマスコミ試写会歴戦
者のアドバイスは違う。グッと背中を後押さ
れ、現地配給に写真の使用許可を求めたり、
シートに載せる紹介文的なものを書いたりし
ている最中に、どこからか話の回ったアクセ
スエーという配給会社さんよりご連絡をいた
だいたのでした。「うちで扱うことになりまし
た」。World Newsで『ローライフ』を取り上
げた私の記事をお読みになり、映画チラシ裏
のイントロダクションの執筆と、SNS管理を
ご依頼くださったのでした。

宣伝も初めての経験です。各公式アカウント
さんの動向や配給の方々がなさっていること
の見よう見まねの試行錯誤で、カリコレでの
上映前には著名人へのコメント依頼、キャン
ペーン協力店探しと交渉、来場者特典の決定
とデザイン依頼、SNS運営を。その間、現地
配給とは、撮影で使われたモノを送ってと交
渉しマスク入手、監督にビデオメッセージと
観客プレゼント品へのサイン依頼、コマーシ
ャル映像への字幕付け。カリコレ終了後は、
関西の2館と新文芸坐さんで上映くださいま
したから、各劇場へ赴き様子をチェック。昨
秋はたまたまロスへ行く機会があったので、
監督とプロデューサーにお会いして撮影秘話
的なものや次作についてインタビューしてき
ました。ついでに撮影地を訪問、映画どおり
のラフな土地柄に少々緊張する場面も。宣伝
の仕事に携わってみて感じたのは、この仕事、
掘れば掘った分、アイデア次第でいくらでも
湧いてくる無尽蔵の泉だということ。きっと
皆さん、その映画を愛し、一人でも多くの人
に届けたいと熱い気持ちで日々奔走している
のでしょう。素敵な仕事です。

2月にBlu-rayとDVDがリリースされ、レン
タルと配信も始まった『ローライフ』。まさか
のグッズ化も実現して、通販も開始。いずれ
また劇場で観られたらいいなという願いを込
めて、もう少しだけお手伝いするつもりです。
未見の方(でゴア耐性と低予算映画への許容
度がある方)、ぜひごらんくださいませ。(小
島)

カリテ・ファンタスティック!シネマコレク
ション2018にて上映

カリコレ公式HP: 
http://qualite.musashino-k.jp/quali-colle2018/
『ローライフ』twitter: @lowlife_tokyo 

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