本記事では、今でも多くの囚人が政治的理由により処刑されているというイランにおいて、その死刑制度に切り込んだ『悪は存在せず』を紹介する。 『悪は存在せず』 妻と幼い娘とともに家族3人で日々の暮らしを営む、よき
続きを読む →『初仕事』(94分・カラー・日本語・2020年・日本) 大学を卒業しカメラマンのアシスタントをしている山下はある日、安斎という旧友が赤ん坊の遺体を撮影してもらいたがっている、自分の代わりにやってみないかと聞かされる。依頼
続きを読む →本記事では、デイヴィット・ボヌヴィル監督の『最後の入浴』、ジェム・オザイ監督の『赦し』の2本を紹介する。どちらも両監督の長編デビュー作となる。 『最後の入浴』 (ポルトガル・フランス/2020/カラー/94
続きを読む →開催中の東京国際映画祭より、「TOKYOプレミア2020」部門から2作品を紹介します。昨年までそれぞれの賞を競っていた「コンペティション」「アジアの未来」「日本映画スプラッシュ」が統合されたこの部門では、日本や世界の新作
続きを読む →本記事では、B.クローネンバーグの新作『ポゼッサー』と、日本を舞台に技能実習生の実情を描いた『海辺の彼女たち』の2本を紹介する。 『ポゼッサー』 遠隔で他人の人格に入り込み目的を実行する女性工
続きを読む →第21回東京フィルメックス。本記事では、11月1日(日)に上映されたアディルハン・イェルジャノフ『イエローキャット』、アモス・ギタイ『ハイファの夜』を紹介します。 『イエローキャット』Yellow Cat
続きを読む →東京国際映画祭2日目は、イギリスにおける移民問題を扱った『バイク泥棒』、日本映画クラシックスにて上映された『丹下左膳餘話 百萬両の壺[4Kデジタル復元・最長版]』の2本を紹介する。時代も場所も、テーマも異なる2作だが、ど
続きを読む →本日開幕の第33回東京国際映画祭、第1日目は特別招待作品から、『ノマドランド』を紹介する。 今年は新型コロナウイルスの影響で、六本木のEXシアターも、この上映での座席数は1/2に削減。海外から製作陣が招かれ
続きを読む →本日から始まった第21回東京フィルメックス。本記事では、10月30日(金)に上映されたコー・チェンニエン『無聲(むせい)』、アリックス・アイン・アルンパク『アスワン』、ワン・ジン『不止不休(原題)』を紹介します。 『無
続きを読む →『薄氷の殺人』で知られるディアオ・イーナン監督の新作『鵞鳥湖の夜』が現在公開されている。中国の地方都市を舞台に、トラブルから誤って警官を射殺し指名手配された前科者の男が、自らに懸けられた報奨金を疎遠になっていた妻子の手に
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