「私がこの世界がどのように感じていたかということよりもむしろ、どういう視点からこの物語を語るかということを考えた時に、もちろん客観的に語るということもできるし、誰か一人の観点で語るということもできる。その時に私はやはり子
続きを読む →「函館珈琲」公開時にインタビューを行った西尾孔志監督、同作は函館港イルミナシオン映画祭で2013年度シナリオ大賞函館市長賞を受賞したシナリオだ。全編函館での撮影、黄川田将也、夏樹陽子のほか、片岡礼子、あがた
続きを読む →1970年代末のポーランドの田舎町を舞台とする『メモリーズ・オブ・サマー』は、12歳の少年ピョトレックの物語である。彼の父親イェジーは出稼ぎ労働のために家を空けており、彼はあまりに親密な母親ヴィシアと二人で夏休みを過ご
続きを読む →舞台は1970年代のポーランドの夏。主人公は12歳ビョトレック、少年と大人の間。 父親は出稼ぎで家を留守にしているので、彼は小さな町で母親ヴィシアと2人で暮らしている。父親の留守のなか大の仲良しの2人はお互いを支え合う関
続きを読む →雪の白さと共に、ある1人の少年の物語が色鮮やかに残り続ける。 映画を見終えた私は思わずほーっと感嘆のため息をついてしまった。 東京から転校してきた小学五年生の少年:ユラくんが新しい環境(ミッション系の小学校)に戸惑いつつ
続きを読む →昨年より世界様々な映画祭で上映され話題を呼んでいる映画「僕はイエス様が嫌い」。監督は1996年生まれの奥山大史。これまでも釜山国際映画祭に出品された短編映画「Tokyo 2001/10/21 22:32~2
続きを読む →7月に、国際交流基金アジアセンターと公益財団法人ユニジャパンの共催による、映画『サタンジャワ』の一日限りの特別公演<響きあうアジア2019>「『サタンジャワ』サイレント映画 + 立体音響コンサート」が行われます。これに先
続きを読む →1996年生まれの23歳。快進撃は、サン・セバスティアン国際映画祭から始まった。ヨーロッパではカンヌ、ベルリン、ヴェネツィアに加え四大映画祭のひとつとされる同映画祭史上、最年少で新人監督賞を受賞(当時22歳)。以降、スト
続きを読む →かつて一世を風靡した、マカロニ・ウエスタンの魂に満ちた映画が誕生した。『マルリナの明日』。西部劇ではなく、マカロニ・ウエスタンの血筋である。インドネシア産ということで「ナシゴレン・ウエスタン」と呼ばれているらしい。主人公
続きを読む →アメリカ合衆国ニューヨーク市に所在する公共図書館を映した『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』は、ドキュメンタリー映画の巨匠フレデリック・ワイズマン監督による作品だ。ニューヨークの公共図書館は、観光地としても有名
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