アンドレ・アシマン原作『君の名前で僕を呼んで』の映画化は数々の賞を受賞し、近年の重要な作品の一つとなった。監督のルカ・グァダニーノは二人の主人公であるエリオとオリヴァーの次なるエピソードに向けて、すでにアイディアを練っている。2017年11月にも、エリオとオリヴァーの映画を少なくとも5本は制作したいと述べていた。

2018年にフランスで公開された今作は、イタリアで休暇を過ごすエリオ(ティモシー・シャラメ)とエリオの父親の元で博士論文を執筆しているオリヴァー(アーミー・ハマー)の恋模様を描く。

最新のインタビューで、グァダニーノ監督は続編の構想を語った。

「この映画に『続編』という言葉は適していません。というのも、私の興味を引くのは『続き』の概念ではないからです。それは円環(サイクル)です」とイタリアのメディア「Bad Taste」に述べる。『ビフォア』三部作や『6才のボクが、大人になるまで。』を手がけたリチャート・リンクレイター監督を彷彿とさせる映画のアプローチである。

グァダニーノ監督にとって、円環的な物語の手法は「映画の原則」である。監督は『君の名前で僕を呼んで』で、キャラクターとそれを演じる俳優の両方に注目した。そして、より線的でない形式の映画で彼らと関わりたいと願っている。

グァダニーノ監督はエリオ、オリヴァー、およびパールマン教授の新しい物語を少しだけ明らかにした。

まず、監督は物語の大部分をパリで展開することを望んでいる。また、冒頭の場面については次のように語る。「エリオが泣くシーンで始まります。彼の目には光が輝く。そこで私たちは『前回のラストシーンを観ているのだろうか』と自問します」『君の名前で僕を呼んで』の最後の場面を参照すると、シャラメは暖炉の前に立ち、涙で顔を濡らしていた。監督は続けて語る。「エリオは1980年代の最も素晴らしい映画の一つ、ポール・ヴェキアリの傑作『Once More』の結末を観て、泣いているのです」

グァダニーノ監督はすでに10月に明らかにしたように、音楽家でありながらシネフィルであるエリオの将来の姿を予測していたため、一貫性があると言える。また、ヴェキアリ監督の作品はエリオとオリヴァーの関係を反映している。1988年に公開された『Once More』は同性愛者の主人公が妻と別れ、他の男性と恋に落ちる物語だ。シネアストは、この作品を「初めてエイズを扱ったフランス映画」であると言う。グァダニーノ監督にとって、ソ連崩壊や1980年代のエイズ危機を背景とし、より政治的な映画にすることも大きな関心事である。

グァダニーノ監督は「もし『君の名前で僕を呼んで』が成人期への移行の物語であれば、第2章では世界の中での若者の立ち位置を問います。エリオが本当に望んでいるもの、また彼を成長させた感傷的な一撃の数年後に何が残っているかが明らかになるでしょう」と1年前にTHRに語っている。

■参考:
http://www.lefigaro.fr/cinema/2019/01/04/03002-20190104ARTFIG00274–call-me-by-your-name-le-realisateur-luca-guadagnino-raconte-comment-il-voit-la-suite.php
http://www.lefigaro.fr/cinema/2018/02/28/03002-20180228ARTFIG00398-call-me-by-your-name-la-brulure-du-desir-fait-succomber-la-critique.php

EXCL – Chiamami col tuo Nome: Luca Guadagnino ci svela come inizierà il secondo film


http://cmbyn-movie.jp

兒玉奈々
World News担当。映画に出てくる女優さん、ダンスシーン、音楽が大好きです。


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