【新文芸坐シネマテーク関西出張編 クレール・ドゥニ監督特集】
大阪シネ・ヌーヴォ

1/5(金)
18:00〜『35杯のラムショット』
20:00〜『死んだってへっちゃらさ』
上映後、大寺眞輔トークショーあり。

『35杯のラムショット』
[監]クレール・ドゥニ
[脚]クレール・ドゥニ、ジャン=ポル・ファルゴー
[撮]アニエス・ゴダール
[音]ティンダースティックス
[出]アレックス・デスカス、マティ・ディオップ、グレゴワール・コラン、ニコール・ドーグ
RERの運転手のリオネルは、娘のジョゼフィーヌと二人でパリ郊外に暮している。リオネルには近所に住むガブリエルという恋人もいたが、娘との関係の方を大事にしている。一方ジョゼフィーヌにも、心惹かれる男、ノエがいる。同僚の退職パーティーに立ち会ったリオネルは、時が止まることなく流れていることを悟る。最愛の娘が旅立つことを、やがて受け入れなければならないのだと…。父と娘の関係を詩情豊かに淡々と描いた傑作で、小津安二郎へのオマージュが込められている。

『死んだってへっちゃらさ』 (1990/仏)
製作 フランシス・ボーフラッグ / フィリップ・カルカソンヌ
監督 クレール・ドゥニ
脚本 クレール・ドゥニ / ジャン・ポール・ファルジョー
撮影 パスカル・マルティ
美術 ジャン・ジャック・カジオー
音楽 アブドゥラー・イブラヒム
衣装 エリザベート・タヴェルニエ
出演 イザック・ド・バンコレ / アレックス・デスカス / ソルヴェイグ・ドマルタン / クリストファー・ブッフホルツ / ジャン・クロード・ブリアリ
ベナンと西インド諸島出身のダーとジョスリンは闘鶏のエキスパートで素晴らしいコンビだ。彼らは地下で秘密の闘鶏を主催するレストラン店主のために働き始める。ダーは今度こそ自分に運が向いてくると感じていた。狭いレストランの地下室に籠もりっきりの彼らは、将来のチャンピオンを期待される雄鶏を育てていた。その名前は「死んだってへっちゃらさ」だった。モンテ・ヘルマン『コックファイター』にインスパイアされたドゥニ初期の傑作。