第12回 新文芸坐シネマテーク


チェコ・ヌーヴェルヴァーグ_表02チェコ・ヌーヴェルヴァーグの真珠たち
Pearls of the Czech New Wave

1960年代
-長らく共産主義統制下で抑圧されてきた
チェコの若者たちは、
表現の自由を果敢に求め、
1968年「プラハの春」に結実する。
ソヴィエト軍事介入により弾圧されるまで、
わずか数年の青春だった。
しかし彼らの冒険は時を超え、
映画史の中ひときわ美しく輝き続けている。

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【特別レイトショー/1本立て】共催:Indie Tokyo
新文芸坐シネマテークVol.12
チェコ・ヌーヴェルヴァーグの真珠たち
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【特別料金】一般1500円、前売・友の会1300円

10/21(金)『厳重に監視された列車』(1966年/89分/35mm/日本語字幕付き)
      監督:イジー・メンツェル ★アカデミー外国語映画賞
      開場19:00 開映19:15(講義終了22:00頃)

11/4(金)『ブロンドの恋』(1965/75分/35mm/日本語字幕付き)
      監督:ミロシュ・フォアマン
      開場19:15 開映19:30(講義終了22:00頃)

※各日、映画終了後に映画批評家・大寺眞輔さんの講義(60分程度)がございます
※当日は整理番号順でのご入場となります
※整理番号付き前売券は9/16(金)より当館窓口のみにて発売

Bresson_裏イジー・メンツェル
チェコ映画界の宝石とも称される偉大な映画監督であり国家的英雄。人間を大らかに肯定するユーモアや自然主義的で美しい風景の描写、運命の残酷さをアイロニカルに見つめた眼差しなど、シンプルでいながら奥の深い作風を特徴としている。
ミロシュ・フォアマン、ヴェラ・ヒティロヴァらを排出したチェコ・ヌーヴェルヴァーグを代表する巨匠の一人。ボフミル・フラバルの小説をしばしば映画化している。
28歳の時に撮った長編処女作『厳重に監視された列車』でアカデミー外国語映画賞を獲得。一躍世界に名を轟かせる。しかしソヴィエトによるチェコ軍事介入以降、69年製作の『つながれたヒバリ』が公開禁止処分を受けるなど冷戦下の厳しい弾圧と規制の中で満足な表現活動ができなかった。『つながれたヒバリ』は1990年にようやく公開され、ベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞している。また、『スイート・スイート・ビレッジ』でアカデミー外国語映画賞に再びノミネート。フラバル原作による『英国王給仕人に乾杯!』も日本公開され、きわめて高く評価された。

ミロシュ・フォアマン
『パパ/ずれてるゥ!』『カッコーの巣の上で』『ヘアー』『ラグタイム』『アマデウス』『ラリー・フリント』『マン・オン・ザ・ムーン』など数多くの代表作を持ちハリウッドで大成功した巨匠。
実の父親はユダヤ人建築家、そして大学教授であった養父と母親が共にナチス強制収容所で亡くなったため、親戚の家を転々として育つ。プラハの国立映画学校で学び、チェコ・ヌーヴェルヴァーグの一員としてキャリアをスタートさせる。『ブロンドの恋』と『火事だよ!カワイ子ちゃん』でアカデミー外国語映画賞にノミネートされた。「プラハの春」に対するソヴィエト軍事介入以降はアメリカに亡命。1977年にはアメリカ市民権を取得している。
『パパ/ずれてるゥ!』でカンヌ国際映画祭審査員グランプリ、『カッコーの巣の上で』でアカデミー監督賞、『アマデウス』でアカデミー賞8部門を独占、『ラリー・フリント』でベルリン国際映画祭金熊賞を受賞するなど、数多くの栄誉に輝いている。