2016年最初の新文芸坐シネマテークは、イタリアの怒れる巨匠/マルコ・ベロッキオと題し、彼の作品を2本上映します。Print

ベロッキオは、1965年の長編デビュー作『ポケットの中の握り拳』以来、そのパワフルでシュールレアリスティックな魅力を持つ作品群によって今やヨーロッパを代表する巨匠の一人と目され、『肉体の悪魔』(86)や『夜よ、こんにちは』(2003)『愛の勝利を』(2009)『眠れる美女』(2013)『私の血に流れる血』(2015)など、数多くの作品が我が国でも上映され、きわめて高く評価されています。

今回上映する作品は、中でもベロッキオの代表作の一本という以上に、2000年代に入って以降のイタリア映画界を代表する傑作として広く知られるにも関わらず、日本では映画祭などの機会にわずかしか上映されたことのない『母の微笑』、そしてノーベル賞作家ピランデルロを原作に、マルチェロ・マストロヤンニとクラウディア・カルディナーレという2大スターが共演した『エンリコ四世』の2本になります。

上映後には、いつものように大寺の方で作品解説トークを担当させていただきます。

新文芸坐シネマテークまで足をお運びください。 どうぞ、よろしくお願いします!

新文芸坐シネマテークVol.8Marco Bellocchio_裏
イタリアの怒れる巨匠/マルコ・ベロッキオ
3/18(金)『母の微笑』(2002・伊/102分/日本語字幕付きDVD)+講義
19:00開場 19:15開映 講義終了22:00頃
3/25(金)『エンリコ4世』(1984・伊/95分/日本語字幕付きBD)+講義
19:00開場 19:15開映 講義終了22:00頃

ご入場料金:一般1300円、前売・友の会1100円
★各日、映画終了後に映画批評家・大寺眞輔さんによる講義(60分程度)がござ います
※当日は整理番号順でのご入場となります
※整理番号付き前売券は2/15(月)より当館窓口にて販売

共催:Indie Tokyo 協力:イタリア文化会館、エスパース・サロウ