第五回新文芸座シネマテーク

『ハンナだけど、生きていく!』公開記念
アメリカン・インディーズの青春

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グレタ・ガーウィグ主演『ハンナだけど、生きていく!』(IndieTokyo第一回配給作品:8月よりイメージフォーラム、秋ごろ京都シネマにて2週間限定上映!)公開を記念して、アメリカ・インディペンデントの青春映画を特集します。

近年、アメリカではデジタルを武器に登場した若い映画作家の活躍が目立ちます。瑞々しい感性と躍動感、等身大でカジュアルな世界観、そして映画への愛と自由なインディペンデント精神を武器に、彼らは閉塞感の強まっていた映画界にフレッシュな新風を巻き起こしています。

まさにティーンエイジャーの甘酸っぱくて美しい青春映画ど真ん中と言うべき『アメリカン・スリープオーバー』、そして、女性への愛と妄想で頭の中がパンパンな今どきの若者を監督自らが演じる、切実で感動的な『あまりにも単純化しすぎた彼女の美』。
どちらも、今後を期待される新人監督の処女長編です。新鮮な映画の面白さが詰まったこの2本を是非お楽しみ下さい!

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58『アメリカン・スリープオーバー』
(原題:THE MYTH OF THE AMERICAN SLEEPOVER)
[監督・脚本]デヴィッド・ロバート・ミッチェル
[出演]クレア・スロマ、マーロン・モートン、アマンダ・バウアー、ブレット・ジェイコブソン
2010年度カンヌ国際映画祭批評家週間ノミネート
2010年度サウス・バイ・サウスウエスト国際映画祭 審査員特別賞受賞
デトロイト郊外、夏休み最後の週末。少年は一目惚れした女性を捜し、大学生は双子の姉妹のあいだで揺れ、少女は“楽しいなにか”を追い 求める。初めてのキス、言葉では言い表せない恋、そしてパーティ。青春を追いかけている彼らだが、その瞬間もいつかノスタルジーを感じる過去になるのだと 気づきはじめ……。

OSIMP_Subway1『あまりにも単純化しすぎた彼女の美』
(原題:AN OVERSIMPLIFICATION OF HER BEAUTY)
[監督・脚本・編集]テレンス・ナンス
[音楽]フライング・ロータス
[プロデューサー]Jay-Z
[出演]テレンス・ナンス、ナミク・ミンター
好きな女性の気を惹くために、一緒にフィクション映画を作ろうと提案する男性が主人公。主人公とその女性の二人の関係をベースにして描かれる映画のその愛はフィクションかもしれないが、それは同時に彼が彼女に近づくための唯一の手段でもある。「彼」と「彼女」のあいだのプラトニックでロマンティックな関係を、実写とアニメーションを組み合わせて描く。

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第五回新文芸座シネマテーク

『ハンナだけど、生きていく!』公開記念
アメリカン・インディーズの青春

7/17(金)『アメリカン・スリープオーバー』
(2010・米/97分/BD)+講義(大寺眞輔さん)
開場19:15 開映19:30 講義終了22:10頃

7/24(金) 『あまりにも単純化しすぎた彼女の美』
(2012・米/84分/BD)+講義(大寺眞輔さん)
開場19:15 開映19:30 講義終了22:10頃

【ご入場料金】一般1300円、前売・友の会1100円
※当日は整理番号順でのご入場となります
※整理番号付きの前売券は新文芸坐窓口にて発売中