IndieKyotoイベント告知:ダミアン・マニヴェル監督来日イベントin大阪&京都


大阪では、いよいよ11月28日からシネ・ヌーヴォにて、『若き詩人』が公開され、28、29、30日の3日間は、ダミアン・マニヴェル監督が登壇されます。ダミアン監督は、コンテンポラリーダンサーとして活躍後、ル・フレノワ国立現代アートスタジオにて映画を学んだ経歴を持ちます。数々の短編作品を撮った後、初長編映画となる『若き詩人』を監督し、ロカルノ映画祭特別大賞を受賞しました。『若き詩人』の詳細につきましては、是非とも、IndieTokyo特設ページをご覧ください。
さらに、その公開を記念しまして、12月1日に京都の同志社大学でも、「ダミアン・マニヴェル監督特集」と題しまして、ダミアン監督来場イベントが実現します。これまでの短編作品を上映するだけでなく、ダミアン監督のトークを聞くことができる貴重な機会となります。今回、上映予定の短編は、『男らしさ』(2007年)、『静まれ、我が痛み』(2008年)、『犬を連れた女』(2010年)、『日曜日の朝』(2012年)の4作品。2015年の『若き詩人』より以前の作品であり、監督自身のコンテンポラリーダンサーとして経歴が反映され、また、『若き詩人』に至るまでの経緯とも関係している作品群です。是非とも、『若き詩人』と合わせまして、ご鑑賞頂けましたら幸いです。
さて、関西で上映予定のそれら長編、短編作品の両方を、ダミアン監督の妻である畑亜子さんに頂戴しましたコメント、作品紹介文とともにみていきたいと思います。

[畑亜子さんによるコメント]
もともと現代サーカスのアクロバットからキャリアを始めた夫は、コンテンポラリーダンサーとして活動しながら、徐々に映画製作にシフトしました。そんな経歴を持つ彼の各作品における、身体への着目とその解釈、リズム、演出や編集の妙、舞台や身体表現に関わる人全てに観て頂きたいです。もちろんそれ以外の方たちにも。長編も見て頂きたいけど、一見地味に思える短編もとても面白いんです!短編映画は、私はまるでダンス作品のようだと感じていて、渡仏当初は、もう夢中になって見たものでした。短い時間なのに、遠くに連れていかれる感覚が、なんとも心地いいです。

「ダミアン・マニヴェル監督来場上映イベント」in大阪
@シネ・ヌーヴォ

◎上映作品
OC766635_P3001_186108『若き詩人』Un jeune poète(併映:短編『犬を連れた女』)
2015年/71分 *ロカルノ国際映画祭特別大賞受賞
『犬を連れた女』で男の子を演じたRémi Taffanelが主人公を演じます。『犬を連れた女』への出演が、彼の俳優になりたいという志を決定付けたそうです。そして、Rémi 以外は全員、撮影が行われた町に実際に暮らしている住人たちで、彼らの自然な演技には感嘆すべきものがあります。また撮影は、きちんと書かれたシナリオもなく、時には即興を重ねるようにして作られました。

◎スケジュール
11/28(土) 19:30-
11/29(日)、30(月)20:30-

◎お問い合わせ
シネ・ヌーヴォ 
TEL: 06-6582-1416
E-mail: info@cinenouveau.com

「初長編作『若き詩人』公開記念 ダミアン・マニヴェル監督特集」in京都
@同志社大学寒梅館クローバーホール

◎上映作品
la_dame_au_chien-photo3_0『犬を連れた女』LA DAME AU CHIEN/THE LADY WITH THE DOG
2010年/16分 *ジャン・ヴィゴ賞受賞
女役はコンテンポラリーダンス界では伝説的な存在であるダンサー、振付家のElsa Wolliaston。彼女の圧倒的な存在感、対する相手役の14歳の男の子の、迸る瑞々しさとの対比、是非とも目撃していただきたいです。

un_dimanche_matin_-_d_manivel_3_3『日曜日の朝』UN DIMANCHE MATIN/A SUNDAY MORNING
2012年/18分 *カンヌ国際映画祭批評家週間短編大賞受賞
まったく演技経験のない、ブラジル人男性Ivan Borinが主人公を演じています。見られることに慣れた身体にはない、彼の身体の余白のような空気が、パリ郊外の風景と合わさって、とても味わい深い作品です。

ダウンロード『男らしさ』VIRIL
2007年/10分
Sidi Larbi Cherkaouiや、Damien Jaletの作品など、世界の有名振付家のダンス作品に引っ張りだこのダンサー、Damien Fournierをはじめとする7人の男達が、それぞれの’男らしさ’の体現を試みます。踊り手なら思わずニヤリとしてしまう面白さがあると確信しています。

Sois-Sage『静まれ、我が痛み』Sois sage o ma douleur
2008年/10分
主人公を演じるのはダンサー、Sophie Desmeyer 。全身を通して苦悩と対峙する彼女の佇まい、そこから発せられる濃密な空気。それはまるで彼女のソロを見るようです。

◎スケジュール
12/1(火)開場/18:00- 開始/18:30-
上映後トーク
ゲスト|ダミアン・マニヴェル監督
     田中誠一(シマフィルム株式会社/KyotoDU)

◎料金
1000円均一 *同志社大学学生・教職員(同志社内諸学校含む)無料

◎お問い合わせ
同志社大学今出川校地学生支援課
TEL: 075-251-3270
E-mail: ji-gakse@mail.doshisha.ac.jp

                             (作品紹介文:畑亜子さん)

宍戸明彦
World News部門担当。IndieKyoto暫定支部長。
同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科博士課程(前期課程)。現在、京都から映画を広げるべく、IndieKyoto暫定支部長として活動中。日々、映画音楽を聴きつつ、作品へ思いを寄せる。