image人を惹きつける女性キャラクターを主人公にした、話題になる映画シナリオを作り、なおかつIndependent Filmmaker Project(略称IFP、インディペンデント映画の普及を目的とした番組を製作している非営利団体)の会員であれば、25,000ドルの補助金がもらえるかもしれない。

IFPは、芯が強くて複雑な事情をもつ女性主人公に焦点を当てた作品を称えようと、新しく賞を導入した。Phosphate Prizeと呼ばれる賞だ。男性であれ、女性であれ、魅力ある女性キャラクターを生む有望な脚本家や監督を高く評価しようという試みである。

IFPの理事、ジョアナ・ヴィセントは、「IFPは、常に広い視野をもつ物語を擁護している。今回の新しい賞の導入で、女性をメインにした作品をさらに援助することになり、その第一線に立つだろう。そして、女性に焦点を当てた素晴らしい傑作が生まれてほしい。」と語った。

補助金は、IFPに新規に入会した者も、すでに会員である者も、IFPのOB・OGも対象になる。補助金を申請したい者は、IFPの会員になればよい。話題を呼ぶ物語映画を作っているアメリカの映画監督や脚本家はぜひ申請してほしい。長編の物語映画は、計画段階で2,000,000ドル以下の予算が組まれ、脚本家や監督に提示される。

申請資格やガイドラインは、IFPのホームページ内のPhosphate Prize Applicationに詳しく書かれている。

提出の締め切りは6月15日。申請が通った者は、9月20日から25日にニューヨーク国際インディペンデント映画祭で開催されるIFPのインディペンデント映画週間にて発表される。

http://blogs.indiewire.com/womenandhollywood/new-25-000-screenplay-prize-to-promote-strong-and-complex-female-lead-characters-20150608

手前味噌になるが、IndieTokyoではこれまでも女性映画監督や女性が主人公の映画を積極的にサポートしてきた。8月からイメージフォーラムその他で公開する作品『ハンナだけど、生きていく!』もその活動の一環となり、是非ご期待とご支援をいただきたいと思っています。

原山果歩 World News部門担当。横浜国立大学教育人間科学部人間文化課程所属。ウディ・アレンとウィキッドとチーズと緑色。マイブームはガーリー映画。


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