
コッポラ監督は、長年夢に見てきたプロジェクト、『メガロポリス』(原題:Megalopolis)の制作をついに始動することをDeadlineに明かした。脚本は完成しており、出演者に関してはジュード・ロウの名前が挙がっている。
今作はニューヨークを舞台に、一人の建築家が街にユートピアを創り上げようとする物語だ。2000年代初頭、カンヌ国際映画祭で発表されていたが、アメリカ同時多発テロにより制作が延期されていた。
『メガロポリス』の制作に当たり、コッポラ監督は「16歳から今までのキャリアで得たことを全て活かした超大作になる」と言う。また、「長年、映画で試みてきた様々な方法を総動員する」「今回の方法は映画制作の主流ではないが、実行しようとしている」と述べている。
今作の前には、『地獄の黙示録』(原題:Apocalypse Now)のファイナルカット版が控えている。ニューヨーク市で開かれるトライベッカ映画祭で公開される予定だ。コッポラ監督は1979年のオリジナル版は短く、そして『地獄の黙示録・特別完成版』(原題:Apocalypse Now Redux)は長すぎるが、ファイナルカット版は完璧だと感じているという。
『地獄の黙示録』のファイナルカット版、新作『メガロポリス』とコッポラ監督から目を離せない。
■参考記事:
https://deadline.com/2019/04/francis-ford-coppola-megalopolis-directing-this-year-1202588167/
http://www.lefigaro.fr/cinema/a-80-ans-francis-ford-coppola-se-lance-dans-megalopolis-le-film-d-une-vie-20190407
https://www.indiewire.com/2019/04/francis-ford-coppola-megalopolis-passion-project-1202055953/

兒玉奈々
World News担当。フィルムの中の女優、ダンス、音楽が大好き。
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