ロサンゼルスのある土曜日。6名の若者が警察に射殺される。彼らは悪名高いギャング集団のメンバーで、仲間たちは復讐を誓うのだった。 その夕方、娘を彼らに殺された父親が、その復讐に一人を撃ってしまう。彼が逃げ込んだ先の警察署は
続きを読む →昨年、日本で異例のロングランヒットとなった『バーフバリ』に続き、すごいインド映画がやって来た。『世界はリズムで満ちている』は、南インドの伝統的打楽器「ムリガンダム」の奏者を目指す若者の成長物語だ。歌あり、踊りあり、恋あり
続きを読む →そもそもこうして取り上げるのは、たくさんの人に観てほしいという気持ちあってのことなのだが、最近の作品で言えば『カメラを止めるな!』のように、タイトル以外口にしたら面白さが半減どころかなくなってしまうものはたいへん困ってし
続きを読む →ソレンティーノの創る世界は、どうしてこんなに美しくもの悲しいのだろう。東京国際映画祭で公開の始まった最新作『LORO(ロロ)』は、怪作にして、まぎれもなくソレンティーノの決定版だ。悪名高きイタリアの首相ジュリオ・アン
続きを読む →10月13日から21日まで、私が映画祭ボランティアスタッフとして、またフェスティヴァリエ(映画祭参加者)として関わっていたフランス・リヨンのリュミエール映画祭。最高賞Prix Lumièreにはアメリカの名女優ジェーン・
続きを読む →左目にアイパッチ。荒廃した危険極まりない地域を行くというのに無防備にもむき出したたくましい両腕(これは自前の筋肉。カート・ラッセルはかつて野球選手としてプレーしていた経歴をもつ)、無造作な長髪。『ニューヨーク1997』は
続きを読む →ジョン・カーペンターと聞いてまず思い浮かぶのは、出世作でもあり間もなくアメリカでリメイクも公開される『ハロウィン』や今まさにリバイバル上映中の『ゼイリブ』、今週末からリマスター版も公開される根強い人気の『遊星からの物体X
続きを読む →冒頭に映し出されるのはムスリムたちだ。ビルの一室の中にこしらえられた小さなモスクでイマームが読み上げるコーランの一節に、そこに集まった人々はじっと耳を傾けている。今年も無事にラマダンを終えることができた—
続きを読む →ジョン・カーペンター作品連続レビュー企画第二弾では、デジタル・リマスター版試写に参加させて頂いた『遊星からの物体X』を紹介する。 上映前には配給・提供のboid主宰・樋口泰人氏が「本来は爆音映画祭でのみの上映とするつもり
続きを読む →『遊星からの物体X〈デジタル・リマスター版〉』公開に先立ち、IndieTokyoで連続レビューを立ち上げることになった。 過去のカルト映画がスクリーンで見られる機会に沸き立つ人たちがいる中、ジョン・カーペンターの名前を聞
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