【東京フィルメックス2018日記】②(板井)

【東京フィルメックス2018日記】②(板井)

本日も東京フィルメックスのレポートをお届けいたします。 第2回目は、11月19日(月)に上映されたヨー・シュウホァ『幻土』、ペマツェテン『轢き殺された羊』の2作品を紹介します。 ・ヨー・シュウホァ『幻土』A Land I

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【東京フィルメックス2018日記】①(板井)

【東京フィルメックス2018日記】①(板井)

今年、19回目を迎える東京フィルメックスのレポートをお届けします。 今回は第一回として、11月18日(日)に上映されたアミール・ナデリ『期待』、フー・ボー『象は静かに座っている』、リティ・パン『名前のない墓』の3作品を紹

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近浦啓監督『Complicityコンプリシティ』(2018)レビュー

近浦啓監督『Complicityコンプリシティ』(2018)レビュー

 男は暗闇のなか、懐中電灯の灯りをたよりに、壁に設置された給湯器をぎこちない手つきで窃盗しようと試みている。このショットから始まる映画は、日本に外国人技能実習生としてやって来た中国人青年チェン・リャン(ルー・ユーライ)が

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精神の解放をテーマにした『ザ・リバー』

精神の解放をテーマにした『ザ・リバー』

物語の舞台となるのは、カザフスタン辺境の土地。人里離れたその土地に、5人の兄弟が住んでいる。少年たちは厳格な父親の元、家のしきたりや慣習を守り、質素に生活していた。ある日、遠い親戚だと名乗る一人の少年が現れる。やがてその

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スタニスワフ・レムの難解に挑んだザッツ・エンターテインメント『ヒズ・マスターズ・ヴォイス』

スタニスワフ・レムの難解に挑んだザッツ・エンターテインメント『ヒズ・マスターズ・ヴォイス』

スタニスワフ・レム好きのなかでも「難解」「歯が立たない」といわれる『天の声』。異なる文明・文化をもつ者同士が初めて出会う、いわゆるファーストコンタクトものの部類に入るSF作品だ。ポーランド語独自の表現にあふれるレムの文学

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愛が光として立ち上がる『世界の優しき無関心』

愛が光として立ち上がる『世界の優しき無関心』

現在開催中である東京国際映画祭2018も、残すところ数日となりました。期間中ありったけの時間を捧げ、腰が若干腰痛気味。本日は、アディルハン・イェルジャノフ監督の美しい映像詩とも言える『世界の優しき無関心』をご紹介したいと

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