サミュエル・L・ジャクソンが観客に向かって「ウェイク・アップ!」と叫んだのが1989年(日本公開はその翌年)。スパイク・リー監督・主演によるこのド派手で極彩色の陰惨なコメディ『ドゥ・ザ・ライト・シング』(#1)が、人種差
続きを読む →カンヌの「ある視点」部門グランプリ受賞作品 サミュエル・フラーの“White Dog”ならぬ、コーネル・ムンドルツォの“White God”、アメリカとフランスで公開へ 今年のカンヌでは2匹の犬が観客に強い印象を残
続きを読む →先週末、リース・ウィザースプーンの主演最新作“Wild”がアメリカで公開されました。アメリカ西海岸を南北に縦走する自然歩道「パシフィック・クレスト・トレイル」を1770㎞、単独で踏破した女性シェリル・ストレイドの自叙伝を
続きを読む →アルゼンチン・デンマーク合作『Jauja(原題)』が、アルゼンチンのマルデルプラタ映画祭で先月29日プレミア上映され、アルゼンチン人のリサンドロ・アロンソ監督、主演俳優のヴィゴ・モーテンセンらが出席した(*1)。 『Ja
続きを読む →アカデミー賞のノミネート予想が盛り上がる季節がやってきた。多くの人がそれぞれ部門ごとに様々な作品について言及しているが、今日は特に作曲賞の話がしたい。あなたはアレクサンドル・デスプラ(Alexandre Desplat)
続きを読む →米国のドキュメンタリー映画作家フレデリック・ワイズマンの新作『ナショナル・ギャラリー 英国の至宝』が来年1月、Bunkamuraル・シネマで公開されます。筆者は未見ですが、東京でも試写はすでにおこなわれており、その評判
続きを読む →「歴史上はじめてのイラン風モノクロ吸血鬼ウェスタン」と銘打たれた「無国籍映画」が現在アメリカで公開され大きな話題を呼んでいる。そのエキセントリックな風貌とあけすけな言動で知られたアンナ・リリー・アミールプールの長編処女作
続きを読む →U.S. in Progressという映画祭のプログラムをご存じだろうか。現在のアメリカのインディペンデント映画ばかりを上映するプログラムである。現在はポーランドのウォルクロー映画祭と、フランスのシャンゼリゼ映画祭の2か
続きを読む →スティーブン・キングが、キューブリックが監督した『シャイニング』を毛嫌いしていることは有名ですが、2013年に公開された、『シャイニング』の熱狂的なファンについてのドキュメンタリー『Room 237』にも苦言を呈しました
続きを読む →『ザ・ビーチ』(2000)や『28日後…』(2002)など、ダニー・ボイル監督作品の原作者として名高いアレックス・ガーランド。独創性の高い作品で読者と観客の心を惹き付けてきた彼がメガホンを取った初監督作品が、来年から全
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