今年もまたSXSW(サウス・バイ・サウス・ウェスト)がテキサス州オースティンを舞台に3月11日から開催される(#1)。アメリカ最大のインディペンデント映画祭の一つであり、近年商業性が強まったと言われるサンダンス以上にも
続きを読む →[345]ハルーン・ファロッキ協会 設立 昨年11月、2014年にこの世を去ったドイツの実験映画の巨匠であるハルーン・ファロッキの 名を冠し、非営利組織ファロッキ協会が設立された。 この協会は、ファロッキ自身の視覚的
続きを読む →リドリー・スコット監督の新作『オデッセイ』の音楽を担当したのは、ハリー・グレッグソン=ウィリアムズである。まずは、彼の経歴における少しばかりの説明から始めていきたい。 ハリー・グレッグソン=ウィリアムズは、ハンス・ジマー
続きを読む →今年度のアカデミー賞外国語映画部門にフランス代表でノミネートされ、ヨーロッパをはじめとする数々の映画賞を総なめにしている(先日のWorld Newsでも特集された[342] 女性たちの怒りが生んだセザール賞の快挙)インデ
続きを読む →あるモロッコ移民の親子のフランスでのありのままの現実を描いた『Fatima』が最優秀作品賞に輝いた今年の第41回セザール賞。パリで行われたこの授賞式は、黒人差別問題に揺れる米アカデミー賞を尻目に、人種・宗教問題を取り扱
続きを読む →日本でもすでに報じられているが、先週、今月上旬からひらかれていたベルリン国際映画祭<ベルリナーレ>が閉会した。ベルリン映画祭の特色や今年のラインナップについては、坂さんが今月のワールドニュースで取り上げてい
続きを読む →文化や芸術や興行である映画は、同時に科学技術でもある。そして技術は常に進化する。私たちはしばしば、例えば映画のデジタル化、そのメリットとデメリットといった限定された側面においてのみ技術の問題を考察するが、しかし最新技術
続きを読む →昨年の東京国際映画祭のワールド・フォーカス部門に出品されたアンジェイ・ズラウスキー監督の『コスモス』が、この夏、アメリカで公開されることが決まった。配給権を獲得したのはKino Lorberという配給会社で、北アメリカ
続きを読む →「ナオミはスクリーンの中に居た。もっと正確に言うなら、彼女は大学教員のセレスティーヌとアリスティッド・アロステガイのみすぼらしい小さなアパートの中の、QuickTimeのウィンドウの中に居た。」*(1) そんな冒頭の文
続きを読む →[337]ベルリン派 「ゆるいつながり」とそのメディア ドイツの映画界で、Revolverという雑誌はある種の権威となっている。。 ベルリンのアウトーレン出版社から出版されているこの季刊誌は、1998年に始まった。 Re
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