[588]2018年セザール賞ノミネート作品について


現地時間で昨日、フランスのアカデミー賞とも言われるセザール賞のノミネート作品が発表された。授賞式は現地時間で3月2日に行われることになっている。(#1)

そのノミネーションのトップを飾るのはロバン・カンピオ監督による『120 battements par minute』とアルベール・デュポンテル監督による『Au revoir là-haut』である。特に2017年のカンヌでグランプリを受賞した前者は日本でも『BPM ビート・パー・ミニット』という邦題で3月24日(土)より公開が決まっている。1990年代のフランスを舞台に同性愛者とエイズ流行を扱っている本作の内容について、詳しくは日本版HPを参照されたい(#2)。

後者の『Au revoir là-haut』(英題は『See You Up There』)はゴンクール賞を受賞したピエール・ルメートルの小説を原作としており、第一次世界大戦休戦間近の1918年11月を舞台としている。作品はその無政府状態での二人の男を幾分喜劇的に描いており、それは悲劇なのかファンタジーなのか判断できないほどだという。(#3)

« AU REVOIR LÀ-HAUT » Réalisé par Albert DUPONTEL

また作品賞ノミネートは他に5つあり、マチュー・アマルリックによる『Barbara』、イヴァン・アタルによる『Le Brio』、Grand Corps MaladeとMehdi Idirによる『Patients』、Hubert Charuelによる『Petit paysan』、Olivier NakacheとEric Toledanoによる『Le sens de la fête』が順に挙げられている。(#4)

最後に外国語映画賞について、ロシアのアンドレイ・ズビャギンツェフ監督による『ラブレス』、アメリカからデミアン・チャゼル監督の『ラ・ラ・ランド』やクリストファー・ノーラン監督の『ダンケルク』の2本、スウェーデンからTarik Saleh監督による『The Nile Hilton Incident』とリューベン・オストルンド監督による『ザ・スクエア 思いやりの聖域』の2本、ベルギーからMarc Dugain監督による『L’échange des princesses』とStephan Streker監督による『Noces(英題A Wedding)』の2本がノミネートされている。(#5)

#1
http://www.lemonde.fr/cinema/article/2018/01/31/auteuil-bacri-dupontel-balibar-binoche-les-nomines-aux-cesars-2018_5249779_3476.html
#2
http://bpm-movie.jp
#3
http://www.lemonde.fr/cinema/article/2017/10/24/au-revoir-la-haut-tragedie-ou-fantaisie-dupontel-peine-a-choisir_5205026_3476.html
#4
https://www.lesinrocks.com/2018/01/31/cinema/cesar-2018-rejouissances-et-deceptions-111040545/
#5
http://variety.com/2018/film/global/bpm-beats-per-minuteau-revoir-la-haut-lead-cesar-nominations-1202682633/

嵐大樹
World News担当。東京大学文学部言語文化学科フランス文学専修3年。好きな映画はロメール、ユスターシュ、最近だと濱口竜介など。いつも眠そう、やる気がなさそうとよく言われます。


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