アルバム7作品すべてがUKチャート1位、全世界でCDトータルセールス5,000万枚以上を記録、全世界のミュージックシーンに燦然と輝きながらも、2009年に解散した英国が誇るロックバンドといえば…。音楽好きなら誰もが知っているロックバンド、オアシスだ。

そんなオアシスの中心メンバーである、リアム&ノエル・ギャラガーが製作総指揮を務め、結成されてから、2日間で25万人を動員した96年の英ネブワースでの公演までの軌跡を描くドキュメンタリーが、日本で公開されることが決まった。そして「グアンタナモ、僕達が見た真実」で2006年ベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞したマット・ホワイトクロスが監督を務めた。

特に今年は、イギリスのロックバンドが注目されている。例えば、現在公開されている「ザ・ビートルズ」のドキュメンタリー映画「ザ・ビートルズ~エイト・デイズ・ア・ウィーク」もその1つだ。劇場には、昔からのビートルズファンだけでなく、彼らの全盛期を知らない若い層も多く来場している。若い層にとって、ビートルズの音楽を楽しむことができ、それに加えて、彼らが過ごしていた時代を知ることができ、今の時代を見つめ直すきっかけにもなるのかもしれない。
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ザ・ビートルズの映画だけでなく、オアシスのドキュメンタリー映画でも彼らの音楽だけでなく、時代の流れや人間性、様々なメッセージを含んでいるに違いない。

マット・ホワイトクロス監督は、次の言葉を残している。
「辛辣なユーモア、実直さ、そして彼らが象徴していた可能性の感覚。自分たちを信じることだけで、オアシスのふたりは世界に立ち向かっていたのです。今こそ、世界中の人々が失ったものを思い出すときです。オアシスは永遠です。」

ザ・ビートルズが過ごした時代、オアシスが過ごした時代。そして今私たちが過ごしている時代。どの時代にも後世に伝えるべきメッセージがある。2つのロックバンドが伝えたかったことを是非感じ取ってほしい。

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船津 遥
World News担当。学習院大学文学部フランス語圏文化学科所属。サイレント映画、ウェス・アンダーソンのとりこ。日活映画にもはまっている20代女子。(量産型キラキラ系女子ではありません。)


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