[402]ポランスキーとアサイヤスのタッグ


ポランスキー
ロマン・ポランスキー監督の次回作はドレフュス事件(1890年代フランスで起きた政府のスキャンダルで、ドイツに機密を流したとして有罪判決が下ったフランス軍長官にかかわる事件)をテーマに取り上げたものが予定されていたがこれまで失敗に終わってきた。しかし、ついに別のプロジェクトを進めることとなったようだ。the Film Stageが、ポランスキーがフランスの小説家、デルフィーヌ・ドゥ・ヴィガンの作品“Based on a True Story”を原作として映画を作ることを発表した。脚本は、近年国際的に注目されているオリヴィエ・アサイヤスが手がける。
 小説は、最新作を発表したあとのある小説家の荒んだ生活と、小説家の邪魔をしようとする崇拝者との関係を描いた作品である。

 ポランスキーは50年のキャリアのなかで数多くの傑作を生み続け、よく知られた監督である。『水の中のナイフ』でデビューを果たし、『ローズマリーの赤ちゃん』や『戦場のピアニスト』がヒット。2013年の『毛皮のヴィーナス』は記憶に新しい。
 脚本を手がけるオリヴィエ・アサイヤスは20年のキャリアの間で、『冷たい水』、『イルマ・ヴェップ』、『アクトレス〜女たちの舞台〜』、そして最新作“Personal Shopper”等がカンヌ国際映画祭において評価された。
 この二人のタッグに期待が高まっている。おもしろいことに、カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞したアサイヤスの最新作“Personal Shopper”は、ポランスキーの古典作品『反撥』との類似が指摘されている。
 現時点でこのプロジェクトの詳細はまだわかっていない。今後も動向に注目していきたい。

https://thefilmstage.com/news/roman-polanski-to-direct-adaptation-of-based-on-a-true-story-scripted-by-olivier-assayas/
http://www.indiewire.com/2016/07/roman-polanski-olivier-assayas-based-on-a-true-story-delphine-de-vigan-1201707231/

原山果歩 World News部門担当。横浜国立大学教育人間科学部人間文化課程所属。マイブームはガーリー映画。


コメントを残す