[371]アン・リーが語る…2Kと4K、60fpsと100fps、観客に与える影響は?


アン・リー最新作”Billy Lynn’s Long Halftime Walk”予告編が公開された。*1
監督はこの映画を公開するにあたり1秒あたり120フレームの4K画質、という条件を推奨した。

「映像が観客に与える影響はどのように変化していますか?」
4月に行われたNAB SHOWオープニングカンファレンスでアン・リーは問われる。*2
「2Kと4K、60fpsと100fpsでは脳が働く場所が違う。観客が成長を遂げればさらに感情豊かに映像を見られることもある。字義的にはそう言えるかもしれないけど、数学的に投影してもそれはできることじゃないんだ。例えば60fpsで撮影していて、女優が演技に納得していないことがあった。でも120fpsで見返したら…良くなっていたんだ。不思議だよ。まったくわからないね」

一部ではビデオ画質と同じように見えることを問題視されている。

カンファレンスに参加した人々のコメントを記事より引用する。*3

現在は映画のコンサルタントをする元ソニーの幹部Andrew Stuckerは、

「本当に感動した。こんな映像の映画は見たことがないが、全体として何かが違うことはわかった。どこかでみたことのあるような映像に没入して、包括されるような体験だった」

と感想を述べた。

ビデオ画質について問われるも、

「全く違う。最初はそう見えても、すぐにそれ以上のものだとわかる。なんであれビデオ画質を遥かに超えたものだ」

ハルクの頃から親交の厚いDennis Murenは120fpsの映像についてこう語る。

「違いは見れば分かる。というより違いを感じられる。本当に”感じ”られるんだ」

デジタル化に伴う視聴環境の変化が私たちに新たな可能性を広げている。このように、次々と挑戦的な映像作品が生まれてくることで人間の可能性は無限に広がっていくのではないかと思う。

*1 https://www.youtube.com/watch?v=mUULFJ_I048
*2 https://www.youtube.com/watch?v=x7jnDD1v4P0
*3 http://variety.com/2016/film/news/ang-lee-billy-lynns-long-halftime-walk-footage-stuns-1201755151/

 

伊藤ゆうと
イベント部門担当。平成5 年生まれ。趣味はバスケ、自転車。(残念ながら閉館した)”藤沢オデヲン座”で「恋愛小説家」を見たのをきっかけに映画を観る。脚本と執筆の 勉強中。


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