[347]『マジカル・ガール』カルロス・ベルムト監督が語る日本愛


魔法少女――。それはアニメや漫画に出てくるファンタジックで乙女的な存在。今では世界中で人気の存在だ。その中で、重病に侵された少女の願いが引き起こす悲劇を描くスペイン映画『マジカル・ガール』のカルロス・ベルムト監督が、作品のモチーフとなった日本の魔法少女アニメに対する愛を語った。
マジカルガール

『マジカル・ガール』は2014年のサン・セバスチャン国際映画祭においてグランプリと監督賞をダブル受賞し、多くの批評家を唸らせた話題作。監督のカルロス・ベルムトはイラストレーターから映画監督になった人物であり、日本の文化やアニメに多く触れ合ってきた。そんな彼が、作品の中で架空アニメ<魔法少女ユキコ>のコスプレにあこがれる少女アリシアを登場させた。

「『ドラゴンボール』に衝撃を受けて、あらゆる日本のアニメを観た。その中でも『美少女戦士セーラームーン』が非常に心に残った。アリシアが身に着けているドレスやステッキはセーラームーンから影響を受けていると思う。」とカルロス監督はインタビューで述べている。

さらに、カルロス監督は架空アニメの主題歌にも日本の楽曲を使用している。彼は、1980年代~90年代の日本のアイドルの映像を観て、リズムと作品の雰囲気に合う曲を探したと述べている。

このようにカルロス監督の日本文化、アニメへの愛ははかりしれない。また映像においても<白>を活かした空間のなかに禁欲的、触覚的な情念を横溢させている。不思議な空間にはまっていきたい方は、是非観て頂きたい。そして日本愛に溢れる作品を楽しんでほしい。

映画『マジカル・ガール』は2016年3月12日よりヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMA ほかで公開

http://www.hollywoodreporter.com/review/magical-girl-toronto-review-730193

船津 遥
World News担当。学習院大学文学部フランス語圏文化学科所属。サイレント映画、ウェス・アンダーソンのとりこ。日活映画にもはまっている20代女子。(量産型キラキラ系女子ではありません。)


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