今月19日、国内でiPhone 6 /iPhone 6 Plusが発売され注目を浴びています。
過去にも新モデルが発売されるにつれ、様々な新機能が人々に衝撃を与えてきましたが、中でもカメラの性能の向上は目を見張るものがあったと言えるでしょう。今回はそんなiPhone 6の新しいカメラが映画制作にもたらす影響について述べた、indiewireの記事をご紹介します。
以下引用
(元記事:
http://www.indiewire.com/…/could-the-iphone-6s-camera-revol…)
新発売のiPhone 6のカメラと同時に、インディー映画制作者たちは思いのままになる比較的手ごろなツールを手にすることになる。
昨年の暮れ、私たちは携帯で撮られた映画が未来を切り開くかどうかについて言及した(#1)。そして今、iPhone 6の新カメラの登場によって新しく進歩した技術が映画制作の民主化を推し進めるにつれ、その論点はより意義あるものとなるだろう。
Wired.comが指摘するように、「iPhone 6 / iPhone 6 Plusと、それらに搭載されるモーションコプロセッサ、より高速なCPU、大画面化をめぐる大騒ぎの中で、より高性能なカメラの搭載も同じように発表された。そして、それらのニュースがバーで完璧なセルフィー(自撮り)を撮ろうとする人々を喜ばせる一方で、こう銘打たれた新たなビデオ撮影機能が注目を浴びている:映画制作者――とそれを目指す人々――がポケットに入れておける高品質カメラ」 (#2)
iPhone6のiSightカメラの特色の中でも特筆すべきなのは、ビデオ撮影中の連続オートフォーカス、映画レベルのビデオ手ぶれ補正、そして120fpsと240fpsの双方で録画可能なスローモーション撮影だ。新搭載のセンサーは、タイムラプス録画とHDR(ハイダイナミックレンジ)ビデオだけでなく、60フレーム/秒の1080pHDビデオ撮影も可能にする。また、f/2.2の開口部も特徴の一つであり、暗い場所での動画撮影も問題ない。
近年、少なくとも一部がiPhoneで撮影された映画が批評家の注目を集めており、その中にはアカデミー賞受賞作であるドキュメンタリー『シュガーマン 奇跡に愛された男』(2012)や、イランのジャファール・パナヒ監督による『これは映画ではない』(2011)(全米映画批評家協会ノンフィクション作品賞を受賞)も含まれている。また、パク・チャヌクは、短編ホラー映画『ナイト・フィッシング』(2011)を全編にわたってiPhone4で撮影した(#3)。リッキー・フォシェイムも、SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)で上映され、現在はVODで配信中の代表作『And Uneasy Lies the Mind』(2014)をiPhone5で撮影している。
数年前までは、携帯で映画を撮影(もしくは鑑賞)するという着想は現実的ではないとみなされていた。しかし、今や映画祭全体がiPhoneで撮影された映画で持ちきりだ。なぜか?それは、「映画」という言葉が厳密にはそぐわないとしても、撮られた作品たちの魅力が失われてしまうということは決してないからである。
早稲田大学文化構想学部4年
西山 晴菜
#1
http://www.indiewire.com/…/will-filmmakers-make-mobile-movi…
#2
http://www.wired.com/2014/09/iphone-6-filmmaking/
#3
http://www.cinematoday.jp/page/N0029612
『シュガーマン 奇跡に愛された男』http://www.sugarman.jp/
『これは映画ではない』http://moviola.jp/eigadewanai/
『And Uneasy Lies the Mind』
https://www.kickstarter.com/…/18706272…/uneasy-lies-the-mind


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