[020]アート・バーゼル香港にフィルム部門登場


昨年よりスタートした世界的なアートフェア、アート・バーゼル香港に今年はフィルム部門が登場した。同フェアはアジアや一部欧米から39カ国245の主要なギャラリーが参加するアジア圏最大のアートコレクターとギャラリー、作品のマッチングの場であり、このフェアに出展することが一流のギャラリーの証明のひとつとなっている。またこの時期フェアに合わせて開催地では様々な関連イベントが催され、アートツーリズムの目的地として世界中からアートファンが集結し、一大フェスティバルの様相を呈している。アート・バーゼルは香港のほかに毎年バーゼル(スイス)、マイアミ(アメリカ)にて開催されている。

今回、香港でのフィルム部門ではキュレーターでマルチメディアアーティスト、プロデューサーの李 振華がキュレーションを担当し、開催地はメイン会場に近接の香港アートセンターのagnès b. CINEMA。参加する作家はクリストファー・ドイルのほか、ルイス・ブニュエル監督「昼顔」やマノエル・デ・オリヴェイラ監督「夜顔」にインスパイアされた作品”Belle comme le jour”を発表するドミニク・ゴンザレス=フォレスターとトリスタン・ベラほか多数。

映画「それでも夜は明ける」で黒人の映画監督初のアカデミー作品賞を受賞したことも記憶に新しいスティーブ・マックイーンが昨年6月、アート・バーゼル(スイス)の会期に併せて現地の美術館SCHAULAGERで展覧会を行ったように、近年フィルムとアートの境界線はこれまでになく近づいている。今年、香港でのフェアでフィルム部門が開始したことにより、アジアにおけるビデオアートの機運の盛り上がりとともに、今後アジアの作家によりスポットライトが当たる機会が増えると考えられる。

アート・バーゼル香港 公式サイト
https://www.artbasel.com/en/Hong-Kong
ART iT アート・バーゼル香港(日本語)
http://www.art-it.asia/u/admin_ed_news/knLHxaNlUBS4EygQdFPR
アート・バーゼル香港 公式サイト フィルム部門上映スケジュール
https://www.artbasel.com/…/About-the…/Event-Calendar…

“Steve Mcqueen” SCHAULAGER
http://www.schaulager.org/smq/en/exhibition.html

磯野麻夕子


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