みなさんこんにちは。則定と申します。

本日は『眠り姫』『サロメの女』でおなじみの七里圭監督が登壇される、連続講座「映画以内、映画以後、映画辺境」の第4期一発目のイベントを紹介させていただきます!

スクリーンショット 2016-09-05 0.54.56

「映画以前、映画以後、映画辺境」は、主にアップリンクで行われているトークイベントで、七里監督が「デジタル化が進んだ現代の映画ってなんだか以前とは違うものになっているな」と感じられて、そのふつふつと湧き上がる疑問を解決するために、様々なゲストを呼んで様々な切り口から考えてみよう、というイベントです。

映画ファンであれば一度は考えるであろう「映画とは何か」について、聞き手の監督と一緒にみんなでひも解きます。私も何度か足を運びましたが、毎回ゲストが違っていろんなお話が聞けて面白いですよ。正直関心ないなーと思うテーマであっても、聞いてみたら新しい発見が出来たりして楽しかったです。 

そして9月17日より、ついに第4期。第4期の初回となる9月17日は日本映像学会アナログメディア研究会さんとのコラボで、

「え?実験映画はアートじゃなかったの?」

というタイトルで、美術と映像の関係を歴史的にひも解くのだそう。しかも、実験映画のレア作品のフィルム上映付き(1940年代から1970年代まで厳選した6本)。しかも、入場無料!(資料代500円)

 

今回のゲストは映像・現代美術批評をされている西村智弘さんと、フィルムセンターのとちぎあきらさん。映画ファンにはおなじみですね。

 

西村さんの文章を引用します。

実験的な表現を追求する映画は、すでに20世紀の初頭から存在しており、さまざまなかたちで美術との接点をもってきた。一方、映像のデジタル化が一般化した現在、メディアの多様化とジャンルの細分化が進むなかで、実験映画の位置づけは曖昧なものになっている。実験映画と美術の関係、あるいはメディアの変遷とジャンルの関係を歴史的に俯瞰することで、実験映画(あるいは実験映像)のもつ意味をあらためて考えてみたい。

 

実は実験映画って怖くて手を出しにくくてなかなか一人では見ないのですが(普段はトリュフォー研究をしています)、今回は映画を上映してからティーチインということですし、普段は私のように実験映画を見ない方にも気軽に来て欲しいのだそうです。

普段ひとりでは見ない映画に触れる機会ってなかなかないし、500円だし。貴重な機会ですので、ぜひ一緒に映画とは何かを考えましょう!今回は実験映画!

 

会場は、阿佐ヶ谷美術学校です。最寄り駅は新高円寺駅ですね。

詳細は以下の通り。

スクリーンショット 2016-09-05 0.54.42


日時; 2016年9月17日(土)

開場 16:30  開演17:00 (終了予定 19:00)

会場; 阿佐ヶ谷美術専門学校 521教室(166-0011 東京都杉並区梅里1-3-3)

電話:03-3313-8655

メール:analogmedia2013@gmail.com

入場無料 ※ただし資料代500円が必要となります。

公式HP:http://bit.ly/2c1PRkF


ぜひともよろしくお願いします〜!

 

 

則定彩香
WorldNews部門、新文芸坐シネマテークゆるキャラ(のりさだちゃん)、オルタナS執筆、ときどき取材カメラマン。横浜国立大学都市イノベーション学府にてバザンとトリュフォーを研究中。